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J-GLOBAL ID:201302286785003409   整理番号:13A1054885

多層カーボンナノチューブ充填固相抽出と液体クロマトグラフィー-4重極線形イオントラップ質量分析法を利用する河川水と廃水中の薬剤の定量

Determination of drugs in river and wastewaters using solid-phase extraction by packed multi-walled carbon nanotubes and liquid chromatography-quadrupole-linear ion trap-mass spectrometry
著者 (10件):
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巻: 1297  ページ: 17-28  発行年: 2013年07月05日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,河川水と廃水中の4種のβ-遮断薬と8種の非ステロイド系抗炎症剤を含む最も消費される薬剤の定量のための多層カーボンナノチューブ充填固相抽出の後の液体クロマトグラフィー-質量分析法を明らかにする。他の従来に固相抽出吸着剤と比べてこのナノ材料の大きな比表面積と高度の吸着容量のために,大きな抽出効率が多くの薬剤に見出され,マトリックス効果は,調べた12種の薬剤の2種だけに存在した。検体の予備濃縮に,カーボンナノチューブのわずか20mgで十分であり,回収率は薬剤の多くで68~107%の範囲であった。薬剤は,液体クロマトグラフィー-ハイブリッド3連4重極線形イオントラップ質量分析計を利用して超微量レベルで分析した。データ獲得は,選択反応モニタリングモードで行い,検体の同時同定と定量に2つの遷移を利用した。また,第2遷移が不在,又は低い強度で存在する検体の同定に,情報依存性獲得スキャンを行った。本法全体の分析性能を2つの環境水(河川水と廃水)中で評価した。マトリックス効果は河川水中で見出されず,定量は溶媒ベースの標準品を利用する検量線に基づいて行った。これに対して,廃水中でマトリックス効果がいくつかの標的検体に存在したので,定量は,標準添加法を利用して行った。検出限界と定量限界は,それぞれ9-36と23-121ngL-1の範囲であり,方法全体の相対標準偏差は17%以下であった。アルメニア(スペイン)の3つの河川水と2種の廃水(流入水と流出水)試料に本法が適用された。河川水からいくつかの薬剤が定量限界以下,又はそれに近い濃度で見出された一方で,消費された多くの薬剤が,流入廃水から高濃度で見出され,流出廃水からそれらは検出されないか,低濃度で検出された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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有機化合物の各種分析  ,  その他の汚染原因物質  ,  薬物の分析 

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