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J-GLOBAL ID:201302286867640300   整理番号:13A1740763

総および食品添加物からのりん摂取量と頚動脈内膜中膜厚との関連性 フィンランド南部の中年期集団における断面調査

Associations among total and food additive phosphorus intake and carotid intima-media thickness - a cross-sectional study in a middle-aged population in Southern Finland
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巻: 12  号: July  ページ: 12:94 (WEB ONLY)  発行年: 2013年07月 
JST資料番号: U7032A  ISSN: 1475-2891  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:西洋諸国での食事性りん(P)摂取量は推奨量の2~3倍高く,りんはコーラ飲料や加工肉製品中で食品添加物として広く使用されている。血清中りん濃度増加は心血管疾患(CVD)危険因子およびCVDそのものと関連することが腎不全患者や一般の人々を対象とした研究で報告されている。頚動脈内膜中膜厚(IMT)はCVD危険因子であるが,本研究では食事性りん,特に食品添加物りん(FAP)の摂取量とIMTとの間に関連性があるかを検討した。方法:総りん(TP)及びFAP摂取量とIMTの関係について,フィンランドの37~47歳の女性(n=370)と男性(n=176)を対象とした断面調査を行った。TPおよびFAP摂取量,IMT間の関連性を,性別,年齢,低密度/高密度リポ蛋白質コレステロール比,喫煙状態,IMTソノグラファーを変数として,五分位数(TP),六分位数(FAP)における分散分析(ANCOVA)により調べた。結果:TPまたはFAPとIMTとの間に有意な関連性は見られなかった(p>0.05,ANCOVA)が,群間の比較ではIMTが高い群ではP摂取量も高いという違いが見られた。有意な線形傾向について検討すると,全被験者(p=0.039)のエネルギー補正TP摂取量とIMT間には正の傾向が見られ,女性でも1つの傾向が見られた(p=0.067)。全被験者においてFAP摂取量とIMTとの間には有意な正の線形傾向も見られた(p=0.022);この傾向は女性でも見られた(p=0.045)。男性ではTPまたはFAP摂取量とIMTとの間に有意な関連は見られなかった(p>0.05)。結論:全被験者においてエネルギー補正TP摂取量とFAP摂取量との間には有意な線形傾向が存在することが分かった。これらの結果に基づき,食事性Pの高摂取量が一般の人々の心血管健康に与える悪い影響について詳しく調べる必要がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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食品の化学・栄養価  ,  食品添加剤  ,  循環系の臨床医学一般 

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