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J-GLOBAL ID:201302286869518315   整理番号:13A1290799

アジアのマラリア媒介蚊Anopheles stephensiに固有のY遺伝子は低分子高リジン蛋白質をコードし胚発生開始により転写される

A unique Y gene in the Asian malaria mosquito Anopheles stephensi encodes a small lysine-rich protein and is transcribed at the onset of embryonic development
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資料名:
巻: 22  号:ページ: 433-441  発行年: 2013年08月 
JST資料番号: W1733A  ISSN: 0962-1075  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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メスとオスのゲノムDNAから別々得られるIllumina配列の比較から,Anopheles stephensiのY染色体に固有な遺伝子GUY1(Y固有遺伝子)の発見について報告する。GUY1は母性-胚遷移の非常に初期に発現しており,2つのα-ヘリックスを形成する低分子の高リジン蛋白質をコードし,DNAに結合する可能性を有した。このGUY1蛋白質は転写因子の2つの主要なファミリーであるヘリックス-ループ-ヘリックスあるいはヘリックス-ターン-ヘリックス蛋白質のいずれかに属すると考えられる。Drosophila melanogasterの3つのヘリックス-ループ-ヘリックス蛋白質は初期胚の性決定経路を誘発する重要な転写因子であることが知られる。GUY1発現パターンは,この蛋白質がオスの非常に初期の胚発生に機能することを示唆する。GUY1プロモーターがXX胚で機能することから,GUY1の転写には他のY因子が必要ではなく,GUY1が性決定開始シグナルとして機能する可能性を示唆する。GUY1のようなY遺伝子は系統発生,集団と繁殖挙動研究の新たなマーカーを提供する。
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分類 (2件):
分類
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分子遺伝学一般  ,  発生と分化 

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