文献

J-GLOBAL ID：201302286980054204   整理番号：13A1340740

射出成形した炭素繊維強化熱可塑性プラスチックの熱膨張等方性に及ぼすカーボンナノチューブの効果

The Effect of Carbon Nanotubes on the Thermal Expansion Isotropy of Injection Molded Carbon Fiber Reinforced Thermoplastics

著者 (4件)： RIOS P.F. (Shenkar Coll. Engineering and Design, Ramat-Gan, ISR) ,  KENIG S. (Shenkar Coll. Engineering and Design, Ramat-Gan, ISR) ,  COHEN R. (Elbit Systems Electro-optics(Elop), Rehovot, ISR) ,  SHECHTER A. (Elbit Systems Electro-optics(Elop), Rehovot, ISR)
資料名： Polymer Composites  (Polymer Composites)
巻： 34  号： 8  ページ： 1367-1374  発行年： 2013年08月 
JST資料番号： E0987A  ISSN： 0272-8397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリエーテルイミドに,炭素繊維(CF)と多層カーボンナノチューブ(CNT)を3水準の含量で混練し,射出成形板を作製した。流れ方向(MD)とその直交方向(TD)の試験片を切り出し,熱膨張係数(CTE)を測定した。その他,衝撃強さ,モルフォロジー,表面抵抗と体積抵抗を測定した。混練は実験計画法を用いて実施し,データ処理した。CF添加によりCTEは低下したが,異方性は増大した。CNT添加により,CTEの異方性は減少した。CNT添加で衝撃強さは低下したが,これにCFを添加すると回復した。電気抵抗の低下には,CNTの方がCFよりも有効であった。SEM像は,CF間にCNT束の存在を示し,これがCFの流れ方向への配向を緩和し,そのために異方性が減少したと考察した。

シソーラス用語： *熱膨張係数 ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  射出成形 ,  *ポリエーテルイミド ,  *多層カーボンナノチューブ ,  マスタバッチ ,  実験計画法 ,  配向 ,  *異方性 ,  等方性 ,  寸法安定性 ,  機械的性質 ,  電気抵抗率 ,  帯電防止 ,  衝撃強さ ,  モルフォロジー ,  表面抵抗 ,  *炭素繊維 ,  熱膨張
準シソーラス用語： 体積抵抗率 ,  炭素繊維強化熱可塑性プラスチック

分類 (3件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  充填剤,補強材  (YH05030J) ,  性質・試験一般  (YH02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： 射出成形 ,  炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  熱膨張 ,  等方性 ,  カーボンナノチューブ