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J-GLOBAL ID:201302287050192662   整理番号:13A1489099

ツツジ属においてアクアポリン(細胞膜内在蛋白質2,PIP2)の発現は温度傾性(巻き葉)と関連しているか?

Is expression of aquaporins (plasma membrane intrinsic protein 2s, PIP2s) associated with thermonasty (leaf-curling) in Rhododendron?
著者 (6件):
資料名:
巻: 170  号: 16  ページ: 1447-1454  発行年: 2013年11月01日 
JST資料番号: E0822B  ISSN: 0176-1617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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氷点下のツツジにおける葉の温度傾性(巻き葉)は,細胞外凍結による水再分布によって引き起こされると仮定される。筆者らは,膜貫通水チャンネルのアクアポリン(AQP)が水再分布及び巻き葉の制御に関与する可能性について仮定した。著者らの実験的システムでは,巻き葉のR.catawbiense及び巻き葉でないR.ponticumという対照的な巻き葉性質を持つ2つのRhododendron種を用いた。2種において,凍結-復温及び脱水-再水和サイクル下での葉運動及び2つのAQP,すなわちR.catawbiense/ponticum細胞膜内在蛋白質2(Rc/RpPIP2;1及びRc/RpPIP2;2)の発現を比較した。細胞外凍結と巻き葉との関係を調べるために,制御氷核の有り無しでのR.catawbienseにおける巻き葉をモニターした。著者らのデータから,細胞外凍結は巻き葉に必要である可能性が示された。さらに両方の種で,PIP2は氷核の温度範囲に低下した温度で上方制御された。そのような上方制御が,細胞外凍結によって引き起こされるバルクー水排出と関係している可能性があった。脱水の葉におけるRcPIP2;2でも観察されるように,葉が氷核温度範囲を越えて凍ったとき,進行性の巻き葉とともにR.catawbienseにおいてPIP2は連続的に下方制御された。葉が復温/再水和の間,葉は巻いておらず,RcPIP2発現が回復した。一方,巻き葉でない種のR.ponticumは,凍結/脱水の間,RpPIP2sのかなりの上方制御を示した。要約すると,RcPIP2下方制御は巻き葉と関係することが示唆された。さらに,これらの2つのサイクルの下で,R.catawbiense及びR.ponticumの葉の運動と組み合わさった対照的なPIP2発現パターンは,細胞性脱水に耐性を持つ/抵抗するために,これら2種によって用いられる異なった戦略を反映する可能性があった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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造園植物  ,  遺伝子発現  ,  植物の生理的障害一般  ,  細胞構成体の機能 

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