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J-GLOBAL ID：201302287061538030   整理番号：13A1639369

バングラデシュ,ベンガル盆地,北西陸棚における第三紀サクセッションの地球化学的進化:堆積物供給源,古気候及びヒマラヤの侵食についての推論

Geochemical evolution of the Tertiary succession of the NW shelf, Bengal basin, Bangladesh: Implications for provenance, paleoweathering and Himalayan erosion

著者 (2件)： ROY Dhiman Kumer ,  ROSER B.p.
資料名： Journal of Asian Earth Sciences  (Journal of Asian Earth Sciences)
巻： 78  ページ： 248-262  発行年： 2013年12月15日 
JST資料番号： E0267C  ISSN： 1367-9120  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バングラデシュの北西陸棚サクセッション(第1地域)における古第三紀から新第三紀の堆積岩の全岩主化学成分,微量化学成分及び希土類元素(REE)組成は,インドとアジアプレートの相互作用,ヒマラヤテクトニクス,及び気候変化の記録を有している。バングラデシュの第三紀サクセッションからの66の砂岩と泥岩の分析を行い,堆積物供給源,風化作用,及び古気候と地殻変動の影響について調べた。堆積物は石英の希釈による線状の地球化学的トレンドと水力学的淘汰によって生じた様々な石英-粘土比率を示した。異なる層群からの砂岩と泥岩のコンドライトで正規化したREEパターンは上部大陸地殻に似ており,中から高度にLREEに富化し(LaN/YbN=5.31-11.41),顕著な負のEu異常(Eu/Eu*=0.51-0.69)を示す。地球化学的基準から,サクセッションは3つに区分される(Jaintia;Barail-Surma;Dupi Tila)。Jaintia Tura砂岩の非常に高い珪酸含量とKopili泥岩(Fe頁岩)の高い化学的変質指標は,それらが深層風化した安定的クラトンソース(インド)に由来することを示唆する。北西陸棚堆積物の地球化学的組成はバングラデシュのSurma盆地(第2地域)及びSiwaliks(インド)における同時代のサクセッションと類似し,源が類似していることを示唆する。インドモンスーンの発展とそれに伴う高降水量は,SurmaとDupi Tilaソース地域に急速な隆起なしに強い化学的風化作用をもたらしたことを示す。したがって,Surma層群は東アジアモンスーンの発達と同時期の21Maにベンガル盆地においてアジアモンスーンが発達したことの証拠となっている。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *バングラデシュ人民共和国 ,  風化作用 ,  *第三紀 ,  *古気候 ,  *堆積物供給源 ,  希土類元素 ,  侵食作用 ,  堆積盆地 ,  微量元素 ,  化学組成 ,  砂岩 ,  泥岩
準シソーラス用語： 化学的風化

分類 (3件)： 第三紀  (DE02060R) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  堆積環境,層相  (DE05030F)

タイトルに関連する用語 (12件)： バングラデシュ ,  ベンガル盆地 ,  陸棚 ,  第三紀 ,  セッション ,  地球 ,  化学的進化 ,  堆積物供給源 ,  古気候 ,  ヒマラヤ ,  侵食 ,  推論