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J-GLOBAL ID:201302287107832175   整理番号:13A0981124

TiN生成と凝固組織に及ぼす鋼中Si濃度の影響

Effect of Silicon Content in Steel on the formation of Titanium Nitride and Solidification Structure
著者 (2件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 191-197 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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フェライト系ステンレス鋼では,Ti量やN量を増やし,溶鋼中のTiNの生成量を増加することは,鋳片の等軸晶を増やすための有効な手段である。しかし,Tiは材質やコストの観点から添加量が制限される場合も多い。本研究では,11Crフェライト系ステンレス鋼(11Cr-0.13Ti-0.08N)についてTiと強い正の相互作用を有するSi添加に着目して,溶鋼中Si濃度と凝固組織との関係を実験的に調査し,併せて,TiN生成に及ぼすSi濃度の影響を検討した。また,伝熱凝固計算により,溶鋼中の凝固開始前のTiN生成が,柱状晶からの等軸晶遷移に及ぼす影響を解析した。Si濃度は0.10,0.46,1.01mass%の3水準とし,鋳型に鋳込んだ。縦断面の凝固組織から,等軸晶率や等軸晶の平均径,柱状晶幅を光学顕微鏡により測定した。以下の知見を得た。1)11Crフェライト鋼では,溶鋼中Si濃度の増加ともに鋼塊の等軸晶率が増加した。2)これは,熱力学的による核生成サイト数の推算の結果から,Siが溶鋼中のTiの活量を高め,凝固開始前に溶鋼中に生成するTiN量が増加するためであることが示唆された。
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分類 (2件):
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製銑  ,  凝固 
引用文献 (25件):
  • 1) B.L.Bramfitt: Met. Trans., 1 (1970), 1987.
  • 2) Y.Itoh, S.Takao, T.Okajima and K.Tashiro: Tetsu-to-Hagané, 66 (1980), 710.
  • 3) H.Takeuchi, H.Mori, Y.Ikehara, T.Komano and T.Yanai: Tetsu-to-Hagané, 66 (1980), 638.
  • 4) H.Fujimura, S.Tsuge, Y.Komizo and T.Nishizawa: Tetsu-to-Hagané, 87 (2001), 707.
  • 5) G.I.Batalin and V.S.Sudavtsova: Sov. Prog. Chem., 9 (1976), 930.
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