抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石油ガスのE&P業では設備の巨大化と深海底への進出で保険金額が増大を続けている。2010年BP社のメキシコ湾での石油流出事故では同社の対策費は400億ドルに達し,その他Piper-Alpha社やMacondo社をはじめ世界中で石油ガス関連の保険金額が増大した。石油採掘は単一の系列企業ではなくて発注者と元請け受注業者,業務や専門別の担当業者が複雑な相互関係を組んで実施する。しかしメキシコ湾での事故体験からその保険金額が世界共通ではなくて地域によって異なることが判明した。Marshリスク管理研究所MRMAが発表した保険限度額のリストは世界7地域で異なる金額をあげている。保険金額は事前調査や実施経験等に加え計画を認可する各国政府の政策にも依存する。また北アフリカでの政治的紛争は石油ガスの保険にも大きい影響を及ぼした。