抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我々は,木材の組織構造・分子オーダーでの状態変化を把握・制御しつつ木材を最大限引張変形させることを目的とした基礎的研究をこれまで行ってきた。本研究では,木材の引張変形能を制御するための基礎的研究として,年輪傾角が0°(接線方向),45°,90°(半径方向)の各木材薄切片試料に,急冷処理,乾燥履歴を与え,それらの履歴が木材の横引張変形に与える影響について検討を行った。その結果,年輪傾角45°の試料では,コントロール試料と比較して,急冷処理,乾燥履歴を与えた条件で,引張破壊ひずみと強度ともに増大した。一方,その他の年輪傾角の試料では同様の傾向は認められなかった。本大会では,各種履歴を与えた異なる年輪傾角の試料の引張破壊ひずみをはじめとする各種物理量について検討・考察を行った結果について報告を行う。(著者抄録)