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J-GLOBAL ID：201302287391372723   整理番号：13A0530137

東日本大震災と東北の畜産-1 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う東北の畜産の現状と未来

著者 (1件)： 佐藤衆介 (東北大 大学院農学研究科)
資料名： 東北畜産学会報  (Tohoku Journal of Animal Science and Technology)
巻： 62  号： 3  ページ： 23-27  発行年： 2013年02月18日 
JST資料番号： Y0162A  ISSN： 1341-626X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う,東北の畜産の現状と未来について考察した。東北地方における畜産被害の概要を,写真を用いて解説した。警戒区域内での家畜の取り扱いについては,国及び県が安楽死処分を決定したが,このうち数百頭の殺処分牛は,実用技術開発事業緊急対応研究の用に供された。農家や愛護団体により保護されているウシは約800頭で,これらが畜産の復興や科学の発展に生かされることが期待される。家畜災害時における対策の必要性として,2012年8月に改正された動物の愛護及び管理に関する法律に基づき,都道府県は災害時における産業動物を生かす対策が必要となる。災害に強い畜産の構築として,生態系重視の地域食農生産システムのイメージ図を用いて解説した。

シソーラス用語： *震災 ,  畜産業 ,  発電所 ,  *原子炉事故 ,  東北地方 ,  家畜 ,  動物福祉 ,  原子力発電 ,  福島県 ,  ウシ ,  原子力発電所
準シソーラス用語： 東日本大震災 ,  福島原発事故 ,  福島第一原発

分類 (3件)： 家畜の飼養一般  (FD02010N) ,  自然災害  (RA02030M) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (7件)：

• FAWC. Opinion on contingency planning for farm animal welfare in disasters and emergencies. 1-14.2012. http://www.defra.gov.uk/fawc/files/Opinion-on-Contingency-Planning-for-Farm-Animal-Welfare-in-Disasters-and-Emergencies.pdf
• Fukuda T, Y Kino, Y Abe, H Yamashiro, Y Kuwahara, H Nihei, Y Sano, A Irisawa, T Simura, M Fukumoto, H Shinoda, Y Obata, S Saigusa, T Sekine, E Isogai, M Fukumoto. Distribution of artificial radionuclides in abandoned cattle in the evacuation zone of Fukushima Daiichi nuclear power plant. PLOSONE, 8:e54312. 2013
• IAEA. Handbook of Parameter Values for the Prediction of Radionuclide Transfer in Terrestrial and Freshwater Environments. (Technical Reports Series No. 472). 42-62. IAEA. Wienna. 2010.
• 齋藤雅典・鈴木貴恵・宇野亨・田島亮介・伊藤豊彰.東北大学フイールドセンター牧草地における放射性セシウムの分布状況.日本土壌肥料学会2012年度鳥取大会,2012.
• 佐藤衆介・原発警戒区域内に取り残されたウシの生体保存計画.畜産の研究,66:113.116.2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東日本大震災 ,  畜産 ,  東京電力 ,  福島第一原発事故 ,  現状 ,  未来