文献

J-GLOBAL ID：201302287436149680   整理番号：13A1285343

ココアのポリフェノールはアゾキシメタン処理したラットの結腸及びTNF-αで刺激したCaco-2細胞における炎症を抑制する

Cocoa polyphenols prevent inflammation in the colon of azoxymethane-treated rats and in TNF-α-stimulated Caco-2 cells

著者 (7件)： RODRIGUEZ-RAMIRO Ildefonso (CSIC, Madrid, ESP) ,  RAMOS Sonia (CSIC, Madrid, ESP) ,  LOPEZ-OLIVA Elvira (Universidad Complutense de Madrid (UCM), Madrid, ESP) ,  AGIS-TORRES Angel (Universidad Complutense de Madrid (UCM), Madrid, ESP) ,  BRAVO Laura (CSIC, Madrid, ESP) ,  GOYA Luis (CSIC, Madrid, ESP) ,  MARTIN Maria Angeles (CSIC, Madrid, ESP)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 110  号： 2  ページ： 206-215  発行年： 2013年07月28日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 雄ラットにココアパウダーを多く含む飼料または通常飼料を8週間給与して,3週及び4週目にアゾキシメタン(AOM)で結腸腫瘍形成を誘発し,結腸における炎症性マーカーを調べた。TNF-α刺激したCaco-2細胞をin vitroモデルをしてココアの抗炎症作用も検討した。ココアパウダー給与群はNF-κBの核内レベル及びAOMによる炎症誘発性酵素(シクロオキシゲナーゼ2及び誘導型一酸化窒素シンターゼ)の発現を減少した。Caco-2細胞ではココアのポリフェノールがTNF-αにより誘発した炎症マーカーのレベルをダウンレギュレートすることを確認した。ココアのポリフェノールは炎症に関連した結腸の腫瘍形成を抑制し,腸の炎症と関連する癌の発生を予防する食材となる可能性を示唆していた。

シソーラス用語： *ココア ,  多価フェノール ,  発癌物質 ,  ラット ,  雄性 ,  食餌効果 ,  結腸 ,  結腸腫瘍 ,  TNFα ,  モデル ,  Caco2細胞 ,  *消炎作用 ,  NFκB ,  シクロオキシゲナーゼ ,  一酸化窒素シンターゼ ,  脂肪族化合物 ,  多窒素化合物
準シソーラス用語： in vitroモデル ,  ココアパウダー ,  シクロオキシゲナーゼ2 ,  抗炎症作用 ,  誘導型一酸化窒素シンターゼ

分類 (2件)： 菓子  (FJ08000K) ,  消炎薬の基礎研究  (GW15010T)

物質索引 (1件)： アゾキシメタン

タイトルに関連する用語 (9件)： ココア ,  ポリフェノール ,  アゾキシメタン ,  ラット ,  結腸 ,  TNF-α ,  刺激 ,  Caco-2細胞 ,  炎症