文献

J-GLOBAL ID：201302287709508883   整理番号：13A1507078

彗星大気中の窒素化合物のモデリング:アンモニア(NH₃),シアン化水素(HCN),イソシアン化水素(HNC)およびシアノアセチレン(HC₃N)の蛍光モデル

Modeling of nitrogen compounds in cometary atmospheres: Fluorescence models of ammonia (NH₃), hydrogen cyanide (HCN), hydrogen isocyanide (HNC) and cyanoacetylene (HC₃N)

著者 (4件)： VILLANUEVA G.l. (Solar System Exploration Div., Mailstop 690, NASA Goddard Space Flight Center, Greenbelt, MD 20771, USA) ,  VILLANUEVA G.l. (Dep. of Physics, Catholic Univ. of America, Washington, DC 20064, USA) ,  MAGEE-SAUER K. (Dep. of Physics and Astronomy, Rowan Univ., Glassboro, NJ, USA) ,  MUMMA M.j. (Solar System Exploration Div., Mailstop 690, NASA Goddard Space Flight Center, Greenbelt, MD 20771, USA)
資料名： Journal of Quantitative Spectroscopy & Radiative Transfer  (Journal of Quantitative Spectroscopy & Radiative Transfer)
巻： 129  ページ： 158-168  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： H0072A  ISSN： 0022-4073  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは,NH₃,HCNおよびHNCに対する完全なカスケード蛍光モデルおよびHC₃Nのν₁回転振動バンドに対する新しいバンドモデルを開発した。このモデルは,数百万のスペクトル線を含むab initioスペクトルデータベースに基づいていて,いくつかの高分解能スペクトルデータベースに含まれる極めて精密なスペクトル情報も含んだ。これらの新しいモデルを用いて,著者らは,これらの種の詳細なカスケードマップを導出し,高分解能赤外スペクトルに適用可能な現実的な蛍光効率を得た。これら新しいモデルは,広範囲の回転温度に対して線毎のスペクトルの正確な合成を可能にした。これらの窒素種の擬態放出を,高い高度位置で高分解能の赤外分光計で得た彗星C/2007 W1(Boattini)の測定スペクトルと比較することによって,モデルの妥当性を検証した。これら新しいモデルは,複雑な発光スペクトルを正確に記述し,以前の蛍光モデルから導かれた結果と比較して,明瞭な回転温度および生成速度を,大きく改善した精度で得た。さらに,著者らは,新しいデータベースの完備性および適用範囲の使用によって,起こり得るHCN←→HNC放射異性化メカニズムを研究し,典型的な彗星条件下で転換効率の見積りを得た。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 宇宙塵 ,  *彗星 ,  *大気 ,  モデル ,  *アンモニア ,  *シアン化水素 ,  *イソシアニド ,  カスケード遷移 ,  ab initio法 ,  高分解能 ,  測定データ ,  データベース ,  *赤外スペクトル ,  振動 ,  分子振動 ,  蛍光
準シソーラス用語： スペクトルデータ ,  回転振動 ,  彗星の塵

分類 (2件)： 流星,すい星,いん石  (DB04040A) ,  無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06032B)

タイトルに関連する用語 (11件)： 彗星 ,  大気中 ,  窒素化合物 ,  モデリング ,  アンモニア ,  NH3 ,  シアン化水素 ,  HCN ,  シアノアセチレン ,  蛍光 ,  モデル