文献

J-GLOBAL ID：201302287721939156   整理番号：13A1744807

トルエンおよびトルエン-水蒸気混合物のアーモンド殻由来活性炭への吸着

Adsorption of toluene and toluene-water vapor mixture on almond shell based activated carbons

著者 (4件)： MARTINEZ DE YUSO A. (Universidad San Jorge, Autovia A23 Zaragoza-Huesca km 510, Villanueva de Gallego, 50830, Zaragoza, ESP) ,  IZQUIERDO M. T. (Instituto de Carboquimica, CSIC, C/Miguel Luesma 4, 500018, Zaragoza, ESP) ,  RUBIO B. (Instituto de Carboquimica, CSIC, C/Miguel Luesma 4, 500018, Zaragoza, ESP) ,  CARROTT P. J. M. (Centro de Quimica de Evora, Colegio Luis Antonio Verney, Rua Romao Ramalho, 7000-671, Evora, PRT)
資料名： Adsorption  (Adsorption)
巻： 19  号： 6  ページ： 1137-1148  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： W1865A  ISSN： 0929-5607  CODEN： ADSOFO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,リグノセルロース系プリカーサであるアーモンド殻をさまざまな条件でリン酸による薬品賦活を行い作製した活性炭を用いて,トルエンのような一般的な揮発性有機化合物の吸着を調査することである。含浸率,温度および賦活化時間を変化させることにより,異なる特性を持つ活性炭を得た。活性炭の特性については,多孔質構造や表面化学がトルエンの吸着容量に与える影響をトルエンの吸着等温線から解析することにより評価した。調査の結果,活性炭の特性制御,特に作製条件に強く依存する多孔質構造の制御が,活性炭へのトルエンの吸着容量に決定的な役割を果たすことがわかった。ダイナミックモードで行ったトルエン吸着実験では,低い賦活温度で作製した活性炭の方が高い賦活温度で作製した活性炭より高い破過時間を示した。ガス流中に水蒸気が存在する場合,一般にトルエンの吸着量は33~46%減少したが,高温賦活した活性炭ではトルエンの吸着量の低下はわずかであった。活性炭は温和な熱処理により再生可能であり,再生による吸着容量の減少はわずかであった。水蒸気の存在下における高いトルエンの吸着容量および高い破過時間から,本活性炭が商用アプリケーションに適していることが示された。Copyright 2013 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *活性炭 ,  アーモンド ,  シェル ,  食品副産物 ,  *アルキルベンゼン ,  水蒸気 ,  混合物 ,  *吸着 ,  リグノセルロース ,  揮発性有機化合物 ,  活性化 ,  含浸 ,  温度依存性 ,  多孔質体 ,  容量 ,  吸着等温式 ,  破過特性 ,  熱処理 ,  リン酸 ,  吸着平衡 ,  細孔径分布 ,  赤外吸収スペクトル ,  密度汎関数法
準シソーラス用語： FTIRスペクトル ,  殻 ,  吸着等温線 ,  吸着容量 ,  賦活化

分類 (3件)： 吸着剤  (YB03000W) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  芳香族単環炭化水素  (CF05020W)

物質索引 (1件)： トルエン

タイトルに関連する用語 (7件)： トルエン ,  水蒸気 ,  混合物 ,  アーモンド ,  殻 ,  活性炭 ,  吸着