抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報告では,2012年度学生マイクロ波回路設計試作コンテストにて試作したフィルタ特性について述べる。2GHz帯のBPFを試作するにあたって減衰量を重視するためマイクロストリップラインを用いたスパイラル構造の共振器を多段構成し,チェビシェフ型8段BPFを設計・試作した。フィルタの減衰特性を向上させるため,通過帯域の両側に減衰極を形成するため入出力結合をタップ給電にし,入出力共振器の一部を先端開放スタブとして動作させる共振器構造を用いることで任意の周波数にて減衰極を形成した。試作フィルタは両側の減衰極を形成し挿入損失,通過帯域幅,減衰量とも所望の特性を満足させる結果となった。また試作フィルタでは,放射による入出力間の直接結合による減衰特性劣化は,遮断周波数を考慮して設計されたシールドケースにより改善され,103dB以上のアイソレーション特性を実現した。(著者抄録)