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J-GLOBAL ID：201302287864072994   整理番号：13A1191204

初期生態的スペシエーションのための広範な証拠:生態による隔離のメタ分析

Widespread evidence for incipient ecological speciation: a meta-analysis of isolation-by-ecology

著者 (2件)： SHAFER Aaron B. A. (Uppsala Univ., Uppsala, SWE) ,  WOLF Jochen B. W. (Uppsala Univ., Uppsala, SWE)
資料名： Ecology Letters  (Ecology Letters)
巻： 16  号： 7  ページ： 940-950  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： W1157A  ISSN： 1461-023X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 個体群間の完全な隔離は,通常一時的であり(例えば,氷河時代の間),また個体群は概して一定期間の反復接触を経験する;そのようなエピソードの間,種の分散能力および個体群間の地理的距離は,移動(m)の程度を調節するのに重要な役割を演じる。同様に,低レベルの移動は遺伝的浮動の影響を増し,また個体数発散を強める。この関係は一般に中立的な遺伝的分化と地理的距離間の相互作用,すなわち距離による隔離(IBD)として観測され,自然界で観測される最もよく見られるエコ進化的パターン間で共通している。側所性モデルにおいて,IBDはスペシエーション連続体に分類されるが,そこではより強いIBD(急勾配)が遺伝子流動における大きな減少を示し,ゲノム規模での分化を増加させる。もし個体群が十分長い間孤立させられた場合,新規の突然変異(μ)が発生し,遺伝子流動の存在無しに固定化される。これらの突然変異は最終的に遺伝的不適合および生殖隔離,さもなければBateson-Dobzhanksy-Mullerモデルとして知られている,を引き起こす。地理的距離に類似した生態学的距離は遺伝子流動の均質化を減少し,同じようにして中立遺伝集団分化と相互関係がある:これを生態による隔離(IBE)とする。標準分子マーカーに基づいたIBEは自然界で検出可能であるが,空間的自己相関の結果であるとは考えられない。遺伝子流動を認める立場において分類群にわたり観測されたIBE関係は生態的スペシエーションの幅広い発生を支持している。

シソーラス用語： *スペシエーション ,  *メタ分析 ,  *生態 ,  系統発生 ,  順応 ,  適応 ,  *流動 ,  分化 ,  ゲノム ,  突然変異 ,  バイオマーカー ,  自己相関
準シソーラス用語： *遺伝子流動 ,  遺伝的分化 ,  局所適応 ,  空間的自己相関 ,  生殖隔離 ,  *生態的隔離 ,  分子マーカー

分類 (3件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  遺伝的変異  (EC01030Y) ,  集団遺伝学  (EC01040J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 初期 ,  生態 ,  スペシエーション ,  証拠 ,  隔離 ,  メタ分析