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J-GLOBAL ID：201302287914912166   整理番号：13A1607648

中心体と会合した一次繊毛膜の非対称な遺残が細胞分裂後の繊毛形成を指揮する

Asymmetric Inheritance of Centrosome-Associated Primary Cilium Membrane Directs Ciliogenesis after Cell Division

著者 (3件)： PARIDAEN Judith T.M.L. (Max Planck Inst. of Molecular Cell Biology and Genetics, Pfotenhauerstraβe 108, 01307 Dresden, DEU) ,  WILSCH-BRAEUNINGER Michaela (Max Planck Inst. of Molecular Cell Biology and Genetics, Pfotenhauerstraβe 108, 01307 Dresden, DEU) ,  HUTTNER Wieland B. (Max Planck Inst. of Molecular Cell Biology and Genetics, Pfotenhauerstraβe 108, 01307 Dresden, DEU)
資料名： Cell (Cambridge, Mass.)  (Cell (Cambridge, Mass.))
巻： 155  号： 2  ページ： 333-344  発行年： 2013年10月10日 
JST資料番号： A0707B  ISSN： 0092-8674  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一次繊毛は重要な感覚オルガネラであり,有糸分裂に先立って解体されると考えられている。一次繊毛の核となる母中心小体の分配については,非対称な娘細胞の挙動に関した研究がこれまで行われている。しかしながら,細胞分裂時の繊毛膜の運命については明らかになっていない。本報告で著者たちは,分裂中の胚性新皮質幹細胞および培養細胞において,繊毛膜を追跡した。母中心小体に接着した繊毛膜は,有糸分裂の開始時に細胞内に取り込まれ,有糸分裂中は紡錘体極の一方にとどまり,1つの娘細胞に非対称的に分配され,その娘細胞は幹細胞の性質を保持する。この娘細胞は,繊毛膜が分配されなかった娘細胞よりも早く,活性化したシグナル伝達因子を内部に含む一次繊毛を再構築した。分裂中の神経幹細胞における繊毛膜の中心体との会合は,幹細胞が分化する後期神経形成時に減少した。著者たちのデータは,中心体と会合した繊毛膜が,繊毛形成の時間的-空間的制御の決定因子として働くことを意味している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： マウス ,  実験動物 ,  エレクトロポレーション ,  遺伝子導入 ,  胎児 ,  *有糸分裂 ,  繊毛 ,  細胞周期 ,  *細胞生理 ,  中心体 ,  細胞分化 ,  細胞 ,  分子集合体
準シソーラス用語： Mus musculus ,  *オルガネラ形態 ,  一次繊毛 ,  経子宮エレクトロポレーション ,  *細胞運命特定 ,  胎児由来細胞

分類 (2件)： 細胞構成体の機能  (EF03060C) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (7件)： 中心体 ,  会合 ,  一次繊毛 ,  非対称 ,  細胞分裂 ,  繊毛形成 ,  指揮