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J-GLOBAL ID：201302287967464238   整理番号：13A1193360

骨の大引張剛性と高破壊強度の機構

Mechanisms of Large Tensile Stiffness and High Fracture Strength of Bone

著者 (5件)： CHEN Bin (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  YIN Dagang (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  GOU Jihua (Univ. Central Florida, FL, USA) ,  YUAN Quan (Chongqing Univ., Chongqing, CHN) ,  ZHANG Zhiling (Chongqing Univ., Chongqing, CHN)
資料名： Journal of Computational and Theoretical Nanoscience  (Journal of Computational and Theoretical Nanoscience)
巻： 10  号： 6  ページ： 1425-1428  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： W2377A  ISSN： 1546-1955  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 骨が大きな引張剛性と高い破壊強度を示す理由を明らかにするために,骨の微細構造特性の走査型電子顕微鏡(SEM)観察と,複合材料と破壊機構に関する理論に基づいて骨の機械的性質を解析した。SEM観察からひ骨はヒドロキシアパタイト(HA)層と無機コラーゲン蛋白質複合体より成るバイオセラミック複合材料と見なせること,さらにHA層はHAシート繊維より成り,これは骨中で非常に大きな体積分率を占めるがその断面積は小さいことなどが分かった。SEM観察に基づいて骨は高強度,高弾性率のHAシート繊維と低強度,低弾性率のコラーゲン接合マトリクスより成ると見なし,繊維強化複合材料の機械的性質に関する理論を適用して骨の機械的性質を解析した。その結果,大きな体積分率を占めるHAシート繊維が骨の引張剛性を大きくし,一方小断面積が骨の破壊強度を大きくすることが分かった。

シソーラス用語： 腓骨 ,  剛性 ,  *機械的性質 ,  *破壊強さ ,  *骨 ,  *電子顕微鏡観察 ,  顕微鏡観察 ,  *複合材料 ,  材料 ,  破壊 ,  機構 ,  *ヒドロキシアパタイト ,  *コラーゲン ,  硬タンパク質 ,  弾性係数 ,  バイオセラミック ,  走査電子顕微鏡 ,  *燐灰石
準シソーラス用語： 引張り剛性 ,  引張弾性率 ,  引張破壊 ,  骨微細構造 ,  *繊維強化材料 ,  走査型電子顕微鏡法 ,  破壊機構 ,  *破壊強度 ,  有機無機複合材料

分類 (3件)： 生体機能強度解析  (EL03040Y) ,  筋骨格系・皮膚モデル  (EL02040R) ,  骨格系  (EJ10030R)

タイトルに関連する用語 (3件)： 骨 ,  引張剛性 ,  破壊強度