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J-GLOBAL ID：201302288261796021   整理番号：13A1682889

農家でできる切り花の鮮度保持 第8回 前処理(2)

著者 (1件)： 市村一雄 (農業・食品産業技術総合研究機構 花き研)
資料名： 農耕と園芸  (Agriculturist and Horticulturist)
巻： 68  号： 11  ページ： 48-49  発行年： 2013年10月23日 
JST資料番号： Y0900A  ISSN： 1345-8833  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 切り花の流通においては,日持ちの良さが非常に重要であるため,生産者段階での適切な前処理が最も重要な作業となっている。カーネーション,スイートピーやデルフィニウムなどの花き類はエチレンに弱く,STSを主成分とする鮮度保持剤の前処理で日持ちも大きく延ばすことができる。しかし,STS剤の処理時間が長すぎたり,濃度が高すぎると薬害が生じるので,適切な前処理が必要である。前処理として,新しい方法も開発されており,合成サイトカイニン剤の6-ベンジルアミノプリンの散布あるいは浸漬処理がある。湿地性カラーやダリアでは,日持ちが1.5倍ほど延長する。この処理法は,一般的な吸水法よりも鮮度保持効果が表れやすいが,処理後に乾燥させるために手間がかかる面もある。

シソーラス用語： *切花 ,  *貯蔵安定性 ,  *前処理 ,  新鮮度 ,  チオ硫酸塩 ,  銀化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族化合物 ,  第二アミン
準シソーラス用語： STS剤 ,  チオ硫酸銀錯体 ,  *鮮度保持 ,  日持ち

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

物質索引 (1件)： 6-ベンジルアミノプリン

タイトルに関連する用語 (3件)： 農家 ,  切り花 ,  鮮度保持