文献

J-GLOBAL ID：201302288329401233   整理番号：13A1784959

グラフェンの存在下での寒天のカルボニル化により生成する高比表面積を持つユニークな炭素

A unique carbon with a high specific surface area produced by the carbonization of agar in the presence of graphene

著者 (9件)： XIE Tingting (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  LV Wei (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  LV Wei (Tsinghua Univ., Shenzhen, CHN) ,  WEI Wei (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  LI Zhengjie (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  LI Baohua (Tsinghua Univ., Shenzhen, CHN) ,  KANG Feiyu (Tsinghua Univ., Shenzhen, CHN) ,  YANG Quan-Hong (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  YANG Quan-Hong (Tsinghua Univ., Shenzhen, CHN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 49  号： 88  ページ： 10427-10429  発行年： 2013年11月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炭素化した寒天にグラフェンオキシドナノシートを導入することにより,外部表面積が大きな炭素材料が得られた。還元に95度でグラフェンオキシド懸濁液を添加し,室温に冷却し,凍結乾燥し,更に熱処理することにより,炭素材料が得られた。これを電子顕微鏡観察,Ramanスペクトル,X線光電子分光法,窒素吸着等温線測定によりキャラクタライズした。寒天ヒドロゲルにより溶液中のグラフェンオキシドナノシートの単層分散状態を固定化することができるので,炭素化寒天を分散するのにグラフェンの表面が有効であることがわかった。また寒天ではヒドロキシル基が多く,これがグラフェンオキシドの官能基と強く相互作用して,炭素化粒子の凝集や収縮を阻止する作用があることもわかった。このようにして得られた高比表面積を持つ炭素材料を電極材料として用い,サイクリックボルタンメトリー,充放電特性測定,容量保持測定を行ったところ,ユニークな微細構造を持つために,炭素系スーパキャパシタの速度が向上することがわかった。

シソーラス用語： *比表面積 ,  *炭素材 ,  寒天 ,  酸化物 ,  ナノ構造 ,  膜 ,  電子顕微鏡観察 ,  Ramanスペクトル ,  X線光電子スペクトル ,  吸着等温式 ,  ヒドロゲル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  電気特性 ,  *電力コンデンサ ,  静電容量 ,  *電極材料 ,  *グラフェン ,  ナノシート
準シソーラス用語： グラフェンオキシド ,  充放電特性 ,  *スーパーキャパシタ

分類 (2件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  静電機器  (NB10020R)

タイトルに関連する用語 (5件)： グラフェン ,  寒天 ,  カルボニル化 ,  比表面積 ,  炭素