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J-GLOBAL ID:201302288453919488   整理番号:13A1605723

尿素誘発蛋白質アンフォールディングにおけるトレハロースの反作用 熱力学的及び速度論的研究

Counteraction of trehalose on urea-induced protein unfolding: Thermodynamic and kinetic studies
著者 (4件):
資料名:
巻: 79  ページ: 120-128  発行年: 2013年10月15日 
JST資料番号: W1014A  ISSN: 1369-703X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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尿素誘発蛋白質変性は,事実上,トレハロースにより抑制することができるが,熱力学的及び速度論的挙動はまだ不明である。ここでは,フェリシトクロームcの尿素誘発アンフォールディングにおけるトレハロースの反作用について研究した。蛍光分光データに基づき,トレハロースの反作用における熱力学的パラメータを導出した。次に,ストップトフロー蛍光分光法により,速度論を調べた。8.00mol/L尿素溶液中のフェリシトクロームcの尿素誘発アンフォールディングは,急性転化相に続く高速相と低速相の2つの観察可能な段階を示した。トレハロースは急性転化相振幅においてほとんど影響を及ぼさなかった。それにも関わらず,観察可能なアンフォールディング経路は,トレハロースにより著しく影響を受けた。8.00mol/L尿素中のトレハロース濃度が低くなっても(<0.20mol/L),アンフォールディング経路は2相を維持していた。しかしながら,急速相の速度定数と振幅は,トレハロース濃度の増加と共に減少した。対照的に,低速相の速度定数は,振幅が著しく増加したが,わずかな変化を示しただけであった。トレハロース濃度が高くなると(>0.30mol/L),アンフォールディング経路は,単一な低速相に変換した。単一相の速度定数と振幅もまた,トレハロース濃度の増加と共に減少した。本研究は,蛋白質安定性に及ぼすトレハロースの影響を理解するのに役立つものであると考えられた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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蛋白質・ペプチド一般 
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