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J-GLOBAL ID：201302288785111018   整理番号：13A0356750

簡易GPSを使用したモービルマッピングの可能性-富士山外周部での検証-

著者 (1件)： 赤沢正晃 (日本大 大学院理工学研究科)
資料名： 富士学研究  (Journal of Fujiology)
巻： 10  号： 1  ページ： 29-37  発行年： 2012年11月15日 
JST資料番号： L7885A  ISSN： 2433-0310  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 精密GPSを自動車に搭載して測量を行うモービルマッピングは高価であるため普及していない。簡易GPSのモービルマッピングの可能性を検討した。富士山外周の道路を観測対象としてさまざまな条件下で計測を行ない分析した。走行路は基点の富士吉田市から時計廻りに富士川と身延線に平行する国道52号を北上して本栖湖に抜け,出発点に戻る。このルートでは,天頂が開けている区間,市街地,片側(両側)斜面などがあり,標高差800m程度の観測したい条件がそろっている。1/200000の地図上に1分間隔で取得したデータをプロットして結線すると全体にきれいな線形を描き,モービルマッピングは十分可能と考えられた。富士山の影響も見られなかった。簡易GPSのひとつの利用法として時間距離を求めた。

シソーラス用語： 火山 ,  方位角 ,  *計測システム ,  *地図作成 ,  計測器 ,  地図 ,  測量 ,  三次元 ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  *モービルマッピングシステム ,  天頂角 ,  富士山 ,  車載機器 ,  ディジタル地図 ,  道路地図

分類 (2件)： 電子航法一般  (ND14010O) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (5件)：

• 荒牧重雄(2012):火山としての富士山.渡邊定元・佐野充編『富士山を知る事典』1-3.紀伊國屋書店.
• 小林裕之(2002):『SA解除後の森林内外での単独測位とDGPSの比較試験』日本林業学会誌,84(4),276-279.
• 高城勝信・吉村哲彦・長谷川尚史(1999):山岳地における補足可能なGPS衛星数の予測.日本林学会学術講演集,26,395-396.
• 長谷川尚史・吉村哲彦・山手規裕・境慎二朗・福田昌史(1998):山岳地におけるディファレンシャルGPSの測位精度と手法の検討.森林利用学会誌,13(2),89-98.
• 長谷川尚史・米津克彦(2004):森林に適したGPS測位計算アルゴリズムの検討.森林利用学会講演要旨集,11, 8.

タイトルに関連する用語 (7件)： 簡易 ,  GPS ,  マッピング ,  可能性 ,  富士山 ,  外周部 ,  検証