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J-GLOBAL ID：201302288799248300   整理番号：13A1180203

N-サリチルインデン-2-クロロアニリン分子結晶の光化学反応のQM/QMハイブリッド法シミュレーション

Hybrid QM/QM simulations of photochemical reactions in the molecular crystal N-salicylidene-2-chloroaniline

著者 (4件)： KOCHMAN Michal A. (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR) ,  BIL Andrzej (Univ. Zuerich, Zuerich, CHE) ,  BIL Andrzej (Univ. Wroclaw, Wroclaw, POL) ,  MORRISON Carole A. (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 15  号： 26  ページ： 10803-10816  発行年： 2013年07月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サリチルアルデヒドのアニリン誘導体Schiff塩基であるN-サリチリデン-2-クロロアニリンの固相光異性化をQM/QMハイブリッド分子動力学でシミュレーションした。時間依存と基底状態の密度汎関数法で求めたポテンシャルエネルギー面で分子運動を展開させた。cisエノール異性体の反応経路が二つほぼ同一確率で生起する。第一は光励起後分子内でプロトン転移を起し,しばらくcisケト型を維持した後,ペダル様運動でS1/S0円錐交差に達し,transケト型を与える。これは可逆反応で,結晶格子内機構と類推した文献がある。第二経路は反応でなく遊離分子の無放射脱励起に似て,transケト分子は励起後数百fsから1ps以上の間構造を維持した後cisエノール→transケトへの光異性化と同じ方向にペダル運動を起し,結局別のS1/S0円錐交差を通じてcisケト異性体に至る。

シソーラス用語： *アゾメチン ,  *芳香族アミン ,  *光異性化 ,  *分子動力学 ,  *密度汎関数法 ,  基底状態 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  立体異性体 ,  互変異性 ,  反応経路 ,  確率 ,  光ポンピング ,  プロトン移動 ,  機械要素 ,  準位交差 ,  無放射遷移 ,  *分子結晶 ,  *固相反応
準シソーラス用語： *Schiff塩基 ,  *アニリン誘導体 ,  ケト-エノール互変異性 ,  プロトン転位 ,  円錐交差 ,  幾何異性体 ,  光励起 ,  *時間依存密度汎関数法 ,  生起確率 ,  ペダル

分類 (2件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  転位反応,異性化  (CF02070E)

物質索引 (3件)： 2-[(E)-2-クロロフェニルアミノメチレン]-3,5-シクロヘキサジエン-1-オン ,  2-[(E)-2-クロロフェニルイミノメチル]フェノール ,  2-[(Z)-2-クロロフェニルアミノメチレン]-3,5-シクロヘキサジエン-1-オン

タイトルに関連する用語 (5件)： 2-クロロアニリン ,  分子結晶 ,  光化学反応 ,  ハイブリッド法 ,  シミュレーション