抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シリカ球の表面に付着したディスパースレッド13(DR-13)の光学特性を調べた。二段階の合成プロセスを利用してシリカ球の表面にDR-13を付着させた。第一段階は50°Cのピリジン中でのDR13(-OH)と3-イソシアナトプロピルトリエトキシシラン(ICPTES,-N=C=O)の間のウレタン結合形成である。第二段階は加水分解と結果として生じた第一段階の反応(ICPDR)の化合物とシリカ球の間の縮合反応である(ICPDRSS)。-N=C=Oの非対称伸縮振動を表す2270cm
-1の特性吸収ピークがないこととC=O伸縮振動に対応する1700cm
-1の新しい吸収ピークの存在がウレタン結合の形成を示している。メタノール,エタノールおよび2-プロパノール中のDR13の吸収強度はDR-13の量の増加と共に直線的に増加する。ICPDRSSは乾燥すると淡い褐色である。電界放出形走査電子顕微鏡によって,シリカ球の表面に凝集したICPDRが観察された。この球の平均直径は約380nmであった。ICPDRSSの色はメタノールやエタノールおよび2-プロパノール中で濡らすと強い赤色に変化する。乾燥したICPDRSS膜の吸収ピークは475nmにある。阻止帯域が788nmに現れ,球の間をメタノールで充填すると,低屈折率コントラストによって消失する。メタノールを吸着させると球の表面上のICPDRの大きな凝集により,新しい吸収帯が718nmに現れる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.