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J-GLOBAL ID：201302288992656024   整理番号：13A1718902

酸性雨による陸水の酸性化および生物影響の早期検出と環境診断

著者 (1件)： 菊地幹夫 (神奈川工科大)
資料名： 神奈川工科大学次世代センシングシステム研究所研究報告  (Memoirs of Research Institute of Advanced Sensing System, Kanagawa Institute of Technology)
巻： 6  ページ： 1-6  発行年： 2013年 
JST資料番号： L7095A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 欧米の一部では,酸性雨によりすでに数十年から山地の湖沼や渓流などが酸性化し,サケなどの内水面漁業が消滅するなど大きな被害が出ている。日本では欧米と同程度の酸性雨が降りながら,陸水生態系への影響は顕在化していないが,近い将来に河川水の酸性化が懸念されている。本研究では,谷川岳の沢の水質調査から,水質は沢による差が大きいが一部の渓流水は年間を通じて酸性であること,また,この地域の固有の底生生物の現場調査から,沢によって生物相に差があることを見出した。さらに,地形が似た中央アルプス駒ケ岳千畳敷カールでも水質調査を行い,弱酸性の渓流水を見いだした。

シソーラス用語： *酸性雨 ,  *内水 ,  *酸性化 ,  健康被害 ,  漁業 ,  河川汚濁 ,  水質調査 ,  底生生物
準シソーラス用語： *生体影響 ,  内水面漁業

分類 (2件)： 河川汚濁  (SB02020F) ,  動植物被害  (SB02090E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 酸性雨 ,  陸水 ,  酸性化 ,  生物 ,  早期 ,  環境 ,  診断