抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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信頼性ベースの構造設計は,安全の観点から均一に設計された構造を保証する。構造の異なる部分に対して適切な信頼性指標(または失敗の確率)を考慮することにより,その構造のコストと安全性間の合理的なバランスを得ることができる。ここでは,AASHTO LRFD橋梁設計仕様(2007)に基づいて設計された,圧縮と引張り鋼材の信頼性を評価した。これらは異なる型のトラス型またはアーチ型橋梁によく使用されている。荷重修正係数ηを変えて,橋梁の余裕度,展延性,重要性などの種々の条件を考慮した。スパン長の影響を考慮するために,全負荷に対する静荷重の割合を変化させた。箱型桁橋の信頼性研究での認証により,AASHTO LRFD基準での現行負荷条件が受け入れられた。さらに最新の実験データに基づき,負荷および耐性分布モデルを選定した。ランダムに生成されたサンプルによるモンテカルロシミュレーション技術を,数値計算に適用した。引張り材に対して,分析結果は,降伏設計で相対的に高い信頼性指標を示したが,破壊モードではやや低い信頼性を示した。引張り鋼材の破壊設計では,安全を保障するためには,33%から75%までの車両動的負荷許容度(IM)が推奨される。また,引張り材の十分な安全性を維持しつつ,総断面の降伏抵抗係数φyは0・95から1.00まで増加できることを示した。さらに,圧縮鋼材の信頼性曲線は,圧縮材の安全振る舞いを保守的に示した。さらなる結果と曲線を詳細に検討し,判定基準の調整の可能性も述べた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.