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J-GLOBAL ID:201302289035474603   整理番号:13A1487713

γ線照射したマウス胚幹細胞は心筋細胞に分化するが収縮性の変更を伴う

Mouse embryonic stem cells irradiated with γ-rays differentiate into cardiomyocytes but with altered contractile properties
著者 (16件):
資料名:
巻: 756  号: 1-2  ページ: 37-45  発行年: 2013年08月30日 
JST資料番号: W2380A  ISSN: 1383-5718  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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胚盤胞内部細胞塊からそれらを誘導する胚幹細胞(ESC)は,初期の胚細胞応答への電離放射線効果を調査する有用なin vitroモデルを代表する。照射後,ヒトおよびマウスESC(mESC)は多能性状態,胚様体分化やテラトーマ形成能力を維持する。多能性状態維持の情報は提供されるが,これらの研究は照射を受けたESCの特異的に分化した表現型形成能力をこれまで調べていない。今回初めて5Gy照射mESCが心筋細胞に分化したことから,多能性幹細胞群の分化潜在性への長時間の電離放射線作用の分析が可能となった。照射後96hに処理したmESCのゲノム規模発現分析を最初に行い,処理が生き残ったmESC遺伝子発現に影響したかどうか決定した。マイクロアレイ分析は,対照細胞と比較して唯一186遺伝子が処理したmESCで差別的に発現することを示し,これらの1/4の遺伝子は3つの主要な遺伝子ネットワークの出現に伴う心臓発生を含む細胞分化に関与していた。これらの結果に基づき,照射を受けたmESCを心筋細胞に分化させた。分化5,8と12日での対照細胞との比較で,処理細胞はマーカー遺伝子(Gata-4,Nkx-2.5,Tnnc1とAlpk3)発現の有意な変化を示した(qRT-PCR)。分化15日で,サルコメアのα-アクチニンとトロポニンT蛋白質の構成がモックあるいは処理細胞から分化する心筋細胞で同様であったが,拍動心臓合胞体の運動学/動力学のビデオ評価は,照射を受けたmESCから誘導した心筋細胞収縮性の変化を明らかにした。この変化はコネキシン43焦点の有意な低下と関連していた。本結果は電離放射線処理を生き残るmESC集団は心筋細胞への分化能力を有するが,それらの収縮性質は変化していることを示す。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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細胞レベルに対する影響  ,  発生と分化  ,  心臓 

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