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J-GLOBAL ID：201302289036827810   整理番号：13A0058072

異なるネットワーク遅延時間を提供するクラウド環境における最適資源割当てアルゴリズムの基礎評価

Proposed joint multiple resource allocation method for cloud computing services with different network delay

著者 (2件)： 栗野勇輝 (成蹊大) ,  栗林伸一 (成蹊大)
資料名： 成蹊大学理工学研究報告  (成けい大学理工学研究報告)
巻： 49  号： 2  ページ： 101-104  発行年： 2012年12月01日 
JST資料番号： F0423A  ISSN： 1880-2265  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは以前にクラウドコンピューティング環境において計算能力と帯域という異なる資源種別の資源を提供するk個のセンタが異なる場所に存在するとき,発生した要求に対して最適なセンサから計算能力と帯域を同時に割り当てるモデルを示した。本論文では,各センタまでのネットワーク遅延時間の違いを考慮した最適資源割り当て方式では,アクセス位置の違いによるサービス競合が発生する可能性があるので,同一センタであってもアクセス地点によってネットワーク遅延時間が異なることを想定した割り当て方式を提案した。本方式ではすべてのアクセス地点,すべての要求品質の平均要求棄却率を最小化することを目的関数とし,センタの空き資源量が閾値(alevel)以下になった場合に最も要求品質が厳しい要求だけを受け取る。2つのセンタが存在してアクセス地点A,Bを考慮するときにセンタ1に対してだけalevelが有効な場合について,資源属性としてネットワーク遅延時間を考慮してコンピュータシミュレーションを行った。その結果,本方式はセンタ1において優先要求に対する資源割り当てを優先することでその棄却率を削減し,先の方式と比べて全体の要求棄却率を大幅に削減できることがわかった。

シソーラス用語： *計算機利用 ,  *資源割付 ,  割当問題 ,  位置情報 ,  遅れ ,  *最小化問題 ,  目的関数 ,  閾値 ,  計算機シミュレーション ,  優先順位 ,  比率 ,  評価試験 ,  *クラウドコンピューティング ,  利用
準シソーラス用語： ネットワーク遅延 ,  棄却率

分類 (3件)： その他の情報処理  (JE15050M) ,  オペレーティングシステム  (JD03020J) ,  その他のオペレーションズリサーチの手法  (KA03070E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 遅延時間 ,  クラウド環境 ,  資源割当て ,  アルゴリズム ,  基礎 ,  評価