文献

J-GLOBAL ID：201302289047286896   整理番号：13A1419515

周波数-掃引-発生リンギング効果を利用する単一モードファイバループを基礎にして作製した高感度センサ

High-Sensitivity Sensor Fabricated on the Basis of Single-Mode Fiber Loop Using Frequency-Sweeping-Generated Ringing Effect

著者 (5件)： ZHANG Yundong (Harbin Inst. of Technol., Harbin, CHN) ,  WANG Ying (Harbin Inst. of Technol., Harbin, CHN) ,  GAI Yulong (Harbin Inst. of Technol., Harbin, CHN) ,  ZHANG Xuenan (Harbin Inst. of Technol., Harbin, CHN) ,  YUAN Ping (Harbin Inst. of Technol., Harbin, CHN)
資料名： Sensors and Materials  (Sensors and Materials)
巻： 25  号： 6  ページ： 347-352  発行年： 2013年 
JST資料番号： L0338A  ISSN： 0914-4935  CODEN： SENMER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 液体環境における僅かな屈折率変化を検知する,簡単でしかも効率的な方法を多くの人が待ち望んでいる。本報告は,これを実現するために単一モード光ファイバ共振器内の周波数掃引により発生するリンギング現象を利用する,簡便な方法について提案する。光ファイバ共振器の挿入損失が環境変化のみによって決定され,これが光ファイバ共振器のキャビテイリングダウン時間変化をひき起こす事実にこの方法は設計根拠を置いている。周波数領域法を用いる以上に優れた長所がいくつかあり,そのなかのひとつが10^-6オーダの最小検出可能光損失である。本報告の中に,このセンシングシステムが温度ドリフトに不感であることも示す。これはファイバループ共振器の主な欠点の温度変化に対する敏感さが解消されることを意味する。このセンサの構成はコンパクトで,しかも,光ファイバ共振器の特徴である安定性が活かせて,デリケートさが無くつくりやすい構造も勘案すれば,実用化が十分に期待される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *単一モードファイバ ,  *ループ回路 ,  信号現象 ,  高感度 ,  光共振器 ,  *光ファイバセンサ ,  *バイオセンサ ,  光センサ ,  周波数 ,  屈折率 ,  屈折率検出器
準シソーラス用語： リンギング ,  光バイオセンサ ,  周波数掃引

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (12件)：

• 1 Q. Wu, Y. Semenova, B. Yan, Y. Ma, P. Wang, C. Yu and G. Farrell: Opt. Lett. 36 (2011) 2197.
• 2 P. Wang, Y. Semenova, Q. Wu, G. Farrell, Y. Ti and J. Zheng: Appl. Opt. 48 (2009) 6044.
• 3 P. Wang, G. Brambilla, M. Ding, Y. Semenova, Q. Wu and G. Farrell: Opt. Lett. 36 (2011) 2233.
• 4 I. M. White, H. Oveys and X. Fan: Opt. Lett. 31 (2006) 1319.
• 5 D. Z. Anderson, J. C. Frisch and C. S. Masser: Appl. Opt. 23 (1984) 1238.

タイトルに関連する用語 (7件)： 掃引 ,  リンギング ,  単一モードファイバ ,  ループ ,  基礎 ,  作製 ,  高感度