抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
可視光下でナノ構造TiO
2膜上でのAs(III)の再生染料増感光触媒酸化(SPCO)が,増感剤としてモデルルテニウム染料を使用して水溶液中でI
-によって非常に加速できることを以前に報告した。しかしその機構はまだ決定されていない。本稿では,光酸化経路(染料陽イオン,S
+による)と光還元経路(電子開始の反応性酸素種,EIROSによる)を介するAs(III)の酸化に及ぼすI
-の影響を定量化し,強化した酸化機構を(光)電気化学的測定の組み合わせによって評価した。I
-が,S
+とともにほぼ100%のクーロン効率でAs(III)を効率的に酸化できるI
2-を生成する一電子反応によりS
+の再生を促進し,それによってS
+によるAs(III)の酸化を加速できることをアノード電位バイアス下とO
2無しの結果は示した。S
+の再生は表面収着ヨウ化物で一次反応であった。通常の開回路条件下では,I
-はO
2の還元を促進したが,それはEIROSによるAs(III)の酸化速度とEIROSのクーロン効率の両方を減少させた。それは,ERIOSもまたI
-と反応しAs(III)のAs(V)への変換に対してI
2-などの酸化剤を非効率に生成したからであった。As(III)のEIROS誘発酸化に対するI
-のこのようなマイナス効果はS
+誘発酸化に対するプラス効果を相殺した。従って,開回路条件下でI
-による強化は強化された光酸化経路から主に生じた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.