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J-GLOBAL ID:201302289233767705   整理番号:13A0750880

TAIGER OBS及びMCSデータから画像化した最北部南シナ海における南西台湾の地殻速度構造

Crustal velocity structure off SW Taiwan in the northernmost South China Sea imaged from TAIGER OBS and MCS data
著者 (6件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 327-349  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: D0733A  ISSN: 0025-3235  CODEN: MGYRA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2009年のTAIGERで,筆者らは,南西台湾沖の南シナ海(SCS)最北端で変形前縁を横切る,37の海底地震計(OBS)及び3つの多チャネル地震波(MCS)断面を検討した。MCSデータの水平速度解析及び重合前深度マイグレーションで一次速度-境界面モデルを構築した。次に,OBSデータから屈折波,ヘッド波及び反射波の到着時間を順方向モデルに適用し,地層毎の速度-境界面構造に転換した。変形前縁の西のOBS速度モデルに基づき,大陸-海洋境界(COB)の北西境界の南に伸びていて,リフト期の不整合の下位で且つ大陸地殻の上位の,中生代の堆積岩と思われる岩石が,側方に速度及び厚さで大きな変動を示すことが分かった。解釈されたCOB北西の中生代堆積岩及びOBSと重力データから画像化されたCOB南東の2層は,漸移地殻が南部台湾の覆い被せウェッジの下に沈み込んでいるため,変形前縁の下位の覆い被せウェッジに取り込まれている。変形前縁の東,海底からデコルマまでの覆い被せウェッジの厚さは,南西台湾沖の20.0キロから変形前縁の8.0キロまで西南西方向へ減少する。特に,変形前縁の方向転換点の近くで,地殻の厚さは突然に薄くなり,沈み込みから衝突への移行途中のプレートの包み込みのため,フリーエア異常とブーゲ異常が比較的低くなっている。変形前縁の西,変形前縁に向かって伸びた大陸の沈み込みに起因して,陸側に傾いた地殻内境界面が出来ていた。しかしながら,変形前縁の方向転換点近くの地殻内境界面は,沈み込みから衝突への移行により海側に傾いていた。COBの南西では,SCS海洋底拡大の後の後期のマグマ活動或いは部分的に蛇紋岩化されたマントルのために,海洋地殻は約10.0-17.0キロと厚くなっている。変形前縁を横切るフリーエア異常とブーゲ異常の低異常が観察される覆い被せウェッジの下に,厚い海洋地殻が沈み込んでしまっているのかも知れない。Copyright 2013 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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地殻・上部マントルの構造・組成  ,  プレートテクトニクス 

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