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J-GLOBAL ID：201302289627117382   整理番号：13A0958923

マグネターに見つかった反グリッチ

An anti-glitch in a magnetar

著者 (10件)： ARCHIBALD R. F. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  KASPI V. M. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  NG C.-Y. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  GOURGOULIATOS K. N. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  TSANG D. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  SCHOLZ P. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  NG C.-Y. (Univ. Hong Kong, Hong Kong) ,  BEARDMORE A. P. (Univ. Leicester, Leicester, GBR) ,  GEHRELS N. (NASA Goddard Space Flight Center, Maryland, USA) ,  KENNEA J. A. (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 497  号： 7451  ページ： 591-593  発行年： 2013年05月30日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マグネターは,強力な内部磁場によってエネルギーを供給されると考えられる,X線や軟γ線のアウトバーストを伴う中性子星である。マグネターは,電波パルサーの形の標準的中性子星と同様に「グリッチ」を示し,このとき角運動量が固体の外殻と内殻の超流動成分の間で輸送されると考えられている。電波パルサーとマグネターで観測された数百例のグリッチは,こうした星の急速なスピンアップ(角運動量の増加)を伴っており,これはおそらく,内殻の超流動体が外殻よりも速く回転しているためである。本論文では,マグネター1E2259+586のX線計時観測について報告する。このマグネターは,「反グリッチ」,すなわち急速なスピンダウンを明らかに伴うことを示す。我々は,このイベントが,いくつかこれまでマグネターに観測されたスピンアップのグリッチのように,複数のX線放射の変化とスピンダウン率の著しい変化を同時に起こすことを示す。そのような挙動は,中性子星のスピンダウンのモデルによって予測されておらず,もし内部的な起源であれば,マグネターにおける差動回転を示唆し,全ての中性子星に対するグリッチの理論を再考する必要性の裏付けとなる。Copyright Nature Publishing Group 2013

シソーラス用語： *中性子星 ,  *グリッチ ,  角運動量 ,  放射 ,  時間 ,  時間測定
準シソーラス用語： *1E2259+586 ,  TOA ,  X線放射 ,  スピンアップ ,  *マグネター ,  *反グリッチ

分類 (1件)： 恒星  (DB05000P)

タイトルに関連する用語 (2件)： マグネター ,  グリッチ