抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年のICTツールを活用した学習形態が変化している中で,工学系学生実験においても様々な教育改善が行われている。本文では,現在の工学系学生実験の問題点とその解決策,実験中における指導,実験全体の評価方法について述べた。実験を要領よく行う学生の特徴として,実験時間の意識,実験機器の取扱い,実験手順の理解の三点がある。これを実験指導という観点から考察すると,従来の実験では,これらの三つの特徴を踏まえずに,実験指導を行っている場合が多いと考える。予習における実験手順や機器取扱いの動画教材の作成には,動画教材のストーリー作成,撮影,編集作業があり,動画教材作成に不慣れな教員には,大きな労力が必要となる。そこで,筆者等は,実験に熟知した教員が撮影や編集の知識なしに簡単に動画教材を作成できる簡易動画教材提示法の開発を行っている。提案する学生実験の技能評価法は,実験中の教員と学生の視野と手先移動に着目し,その差異に基づいて学生の技能を評価するものである。