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J-GLOBAL ID:201302290352375660   整理番号:13A1767318

林業体験中に発生したスギの落枝による死亡事故の原因と林分の特徴

The Causes of a Fatal Accident during Forestry Experience Activity Involving a Falling Cryptomeria japonica Branch, with Reference to Forest Stand Characteristics.
著者 (1件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 275-279  発行年: 2013年10月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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岐阜県大垣市において林業体験に参加していた小学1年生の女児が,頭部にスギの落枝(長さ3.5m,重さ5.4kg)の直撃を受け死亡した。事故原因となった落枝は,こぶ病に罹患した生枝で,最大瞬間風速約10m/sの強風下,スギ大径木の地上高23mの位置で折損したものであった。事故が発生した林分はスギとヒノキの混交する島状の人工林で,スギの大径木(胸高直径40cm以上)の68%がこぶ病に罹患していた。同林分の林床では長さ1.5mを超える大型の落枝が207本/ha記録された。すべての大型落枝はスギ大径木の5m以内に落ちており,こぶ病に罹患した大径木の付近に集中分布していた。強風下,スギ大径木の直下では高い地点から大型の枝が折れ,折損部を下方に向けて落下する可能性があるため非常に危険である。林冠木がこぶ病に罹患している場合,林床に大型の落枝が多く認められる場合は,さらに警戒が必要といえた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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森林生物学一般  ,  林業一般 
引用文献 (18件):
  • 千葉 修 (1971) 樹病学. 地球社
  • 中日新聞 (1998) 尾瀬で土岐市の男性事故死. 中日新聞8月6日 (朝刊)
  • 判例時報 (1981) 銀杏の枝の切断落下による人身事故につき民法七一七条二項所定の瑕疵が認められなかった事例. 判例時報 1020: 45-49
  • 細野哲央 (2008) 樹木が落下直撃した事故の裁判例にみる管理者の法的責任と植栽管理内容の関係. 日本造園学会全国大会研究発表論文集 24: 465-470
  • 井上昭夫・黒川泰亨 (2001) 針葉樹における二変数材積式の理論的誘導. 日林誌 83: 130-134
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