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J-GLOBAL ID:201302290398185830   整理番号:13A1694031

非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の変換に代わる代替案としての高酸化還元電位ラッカーゼの使用に関して

On the use of a high-redox potential laccase as an alternative for the transformation of non-steroidal anti-inflammatory drugs (NSAIDs)
著者 (5件):
資料名:
巻: 97  ページ: 233-242  発行年: 2013年12月15日 
JST資料番号: W0664A  ISSN: 1381-1177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)などの医薬化合物の環境への放出が大きな関心事項となっているが,これは,こうした化合物の有する負の影響,例えば動物種の肝臓および腎臓に対する潜在的細胞毒性による。本研究では,高酸化還元電位を有するラッカーゼを,選抜したNSAID類であるナプロキセン(NPX)とジクロフェナク(DCF)の生体内変換の代替システムとして提案している。pHの効果,ならびに,合成および天然メディエーター(それぞれ,1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HBT)およびシリンガアルデヒド(SA))の使用を,ラッカーゼによってNSAIDの除去を最適化する目的で評価した。その結果,NPXは,酸性および中性pHでHBTが存在する場合,24時間後には高収率(70~94%)で除去されたが,DCFは,メディエーターの有無にかかわらず,pH4では30分から4時間までのより短い時間内に変換された。pH7では,DCF除去のためにメディエーターの添加が有効であり,その除去率は,SAとHBTに対して,それぞれ50%と98%であった。変換反応およびラッカーゼ不活性化の動的パラメータを,異なる実験条件用に推定し比較した。また,DCFの主要生体内変換物質の同定を試みたところ,ガスクロマトグラフィ-質量分析法により脱炭酸化合物が検出されたので,対応する反応経路を提案した。さらに,ラッカーゼに触媒処理が,未処理の溶液と比較してDCF含有培地の好気性生分解性を有意に改善すること示されたことから,DCFが変換を受けた物質は親化合物より毒性が少ないことがわかった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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酵素一般  ,  酵素の応用関連  ,  ステロイド  ,  酸化,還元 
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