抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生態学的経済学は,例外はあるが,殆ど完全に陸上に焦点を当ててきた調査の分野である。海洋及び沿岸生態系の基本的,生態学的及び経済学的重要性とこれら生態系の加速する劣化を前提として,我々はこの不均衡を救済する緊急のケースがあることを論じる。それを行う中で生態学的経済学の範囲は拡大され,説得力のある洞察が生まれ,海洋システムのより良い理解と管理に適用される。我々は海洋及び沿岸の生態学的経済学を何が構成しているかについては明確又は単一の見方は存在しないことを認めるが,それは少なくとも次の「4つの礎石」から構成されていると断言する。1)規範的目標としての持続可能性,2)全地球的生態系の1つのサブシステムとして社会-経済システムを見るアプローチ,3)複合的システムアプローチ,4)学際的及び方法論的な多元主義。これら4つの礎石を利用して,我々は海洋及び沿岸の生態学的経済学のための今後の研究項目を識別する。特に,生態学的経済学が「フロンティア経済学」(それは他の分野,特に海洋管理を支配してきた)から脱却し,海洋及び沿岸の「生態学的経済学」を支配的パラダイムとして定着させるためには,生態学的経済学は海洋政策や実践に含まれるような他の分野とともに働かなければならないと我々は結論づける。Copyright 2012 Springer Translated from English into Japanese by JST.