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J-GLOBAL ID：201302290580051718   整理番号：13A1166830

PIN6は蜜腺オーキシン応答と短いおしべの発達に必要である

PIN6 is required for nectary auxin response and short stamen development

著者 (11件)： BENDER Ricci L. (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  FEKETE Megan L. (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  KLINKENBERG Peter M. (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  HAMPTON Marshall (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  BAUER Brittany (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  MALECHA Matthew (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA) ,  LINDGREN Khrystyne (Coll. of St Scholastica, MN, USA) ,  MAKI Jennifer A. (Coll. of St Scholastica, MN, USA) ,  PERERA M. Ann D. N. (Iowa State Univ., IA, USA) ,  NIKOLAU Basil J. (Iowa State Univ., IA, USA) ,  CARTER Clay J. (Univ. Minnesota Duluth, MN, USA)
資料名： Plant Journal  (Plant Journal)
巻： 74  号： 6  ページ： 893-904  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： A1374A  ISSN： 0960-7412  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 極性オーキシン輸送や屈性反応に関わるPIN蛋白質のうち,シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のPIN6(At1g77110)の機能に関して,研究がなされた。PIN6は小胞体に蓄積し,蜜腺におけるオーキシン依存性応答に必要であることが示された。また,オーキシン応答受容体発現野生株は,側面の蜜腺でのシグナルが増強された。さらに,外因性オーキシン処理により,野生型は10倍以上蜜産生量が増加したが,pin6変異株は増加しなかった。反対に,オーキシン輸送阻害剤により,野生株では蜜産生量が減少したが,pin6変異株は影響では観察されなかった。PIN6発現はMYB57転写因子に非依存的であり,それぞれのRNA塩基配列も異なるにもかかわらず,MYB57転写因子変異株は,pin6機能消失変異株と表現型が類似していた。これらの結果から,PIN6はシロイヌナズナにおける蜜腺機能,およびオーキシン応答に関連していること,さらにオーキシンが蜜産生と蜜熟成における重要な因子であることが明らかにされた。

シソーラス用語： 植物器官 ,  Arabidopsis ,  遺伝子 ,  植物成長促進剤 ,  おしべ ,  成長 ,  *植物タンパク質 ,  分泌物 ,  転写因子 ,  *オーキシン ,  花
準シソーラス用語： MYB57 ,  *PIN6 ,  オーキシン応答因子遺伝子 ,  花蜜 ,  蜜腺

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 蜜腺 ,  オーキシン ,  応答 ,  おしべ ,  発達