抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平面上に原点を含むn個の点集合Sが与えられたとき,原点を根とし,原点から各点への経路が(L
1距離で)最短となるように水平線分,垂直線分で構成された根付木をRectilinear Steiner arborescence(RSA)と呼ぶ。また,総線分長が最小となるRSAを最小RSA(MRSA)と呼ぶ。Sが第一象限の点のみからなる場合に,MRSAを求める効率的な厳密解法RSA/DPがLeung and Congによって提案された。本論文では,最初にRSA/DPに二つの枝刈り規則を導入し高速化したアルゴリズムRSA/DP++を示す。計算機実験により,n=100程度の場合,RSA/DP++の生成する部分問題数がRSA/DPの約1/200以下になることを確認した。次に,RSA/DP++に更に二つの新しい枝刈り規則を加えたアルゴリズムRSA/DP+++を提案する。同様の計算機実験により,RSA/DP+++の生成部分問題数はRSA/DP++の約10分の1以下となること,及び2時間以内にn=400程度のMRSAを求めることが可能であることを確認した。(著者抄録)