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J-GLOBAL ID:201302290749906050   整理番号:13A0893853

過酸化水素の非酵素型検知に対するナフィオン/ポリピロール混合物

Nafion/Polypyrrole Blends for Non Enzymatic Detection of Hydrogen Peroxide
著者 (4件):
資料名:
巻: 543  ページ: 255-260  発行年: 2013年 
JST資料番号: D0744C  ISSN: 1013-9826  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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食品業界,医薬品業界等では,過酸化水素が広く使用されることから,これを精確且つ低コストで検知可能とするセンサの開発が注目を浴びている。過酸化水素は,様々な方法で検知可能であるが,とりわけ,作業電極の検体の酸化/還元に基づく電気化学センサは,高速且つ簡易に過酸化水素を検知できる。この種のセンサは,電極の性質に応じて,酵素型または非酵素型に分類される。本稿では,非酵素型過酸化水素センサの開発を目的として,水中の過酸化水素に反応する簡易且つ廉価な電気化学素子を製造し,その特性について調べた。まず,金と多層カーボンナノチューブ(MWCNT)電極間のギャップ上にイオン伝導型ナフィオン/ポリピロール混合物を蒸着することで,容量型電気化学素子を製造し,これをコピー用透明シートに備えることで,MWCNT/ナフィオン:ポリピロール/金素子を構築した。次に,この素子の電気特性(インピーダンス特性)を測定し,更に,三角波形の電圧入力に呼応して素子中を流れる電流を測定することで,時間領域電解分析を実施した。その結果,蒸留脱イオン水及びNaOH水溶液中で測定した定常状態電流電圧特性は,順方向電流及び逆方向電流によって支配される周期構造を有し,この周期構造の形状,電流ピークの場所,及び電流の強度は,過酸化水素の存在に対して可逆的に応答することが分かった。とりわけ,NaOH水溶液中での測定結果から,順方向電流強度,及び,逆ピークの場所は,5~20μMの範囲では,過酸化水素の濃度と線形に関連していた。以上の結果は,簡易且つ廉価な過酸化水素センサの開発に有用であると結論した。
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分類 (2件):
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実験操作・装置(化学一般)  ,  電気化学反応 
タイトルに関連する用語 (5件):
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