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J-GLOBAL ID：201302290952212683   整理番号：13A1485729

溶液中のピロール系錯体のN-H伸縮バンドに関する振動エネルギー緩和およびスペクトル拡散の周波数依存性

Frequency Dependence of Vibrational Energy Relaxation and Spectral Diffusion of the N-H Stretching Band of Pyrrole-Base Complexes in Solution

著者 (4件)： YAMAGUCHI Sayuri (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  BANNO Motohiro (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  OHTA Kaoru (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  TOMINAGA Keisuke (Kobe Univ., Kobe, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 117  号： 29  ページ： 6323-6331  発行年： 2013年07月25日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 四塩化炭素中でのピロールと8種類の化合物との錯体形成について,赤外およびサブピコ秒ポンププローブ分光でN-H振動を調べた。化合物は,ジエチルエーテル,ジイソプロピルエーテル,ジブチルエーテル,ジヘキシルエーテル,ピリジン,テトラヒドロフラン,アセトニトリル(AN)および酢酸エチル(EA)である。ピロールの3490cm^-1の鋭い吸収と異なり,3250~3450cm^-1領域に分子間水素結合にもとづく広幅の吸収が現れた。振動の時定数は明瞭な周波数依存性があり,高波数を示す錯体ほど低速で減衰した。エーテル類はほぼ同傾向の依存性を示し,ANおよびEAはこれと異なる依存性を示した。Smoluchowski方程式にもとづく解析により,この依存性は溶媒によるスペクトル拡散が振動エネルギー緩和より低速のため生じると推定した。

シソーラス用語： *分子化合物 ,  伸縮振動【分子】 ,  *緩和現象 ,  *振動エネルギー ,  *スペクトル拡散 ,  周波数依存性 ,  ピコ秒 ,  *ポンププローブ法 ,  Smoluchowski方程式 ,  振動スペクトル ,  時定数 ,  分子構造 ,  赤外吸収スペクトル ,  錯体生成 ,  水素結合 ,  減衰特性 ,  振動緩和 ,  *窒素複素環化合物 ,  脂肪族ニトリル ,  エーテル ,  脂肪族化合物 ,  環状エーテル ,  脂肪族塩素化合物 ,  脂肪酸 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： *エネルギー緩和 ,  サブピコ秒 ,  逓減時定数 ,  *分子錯体

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  錯体の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08065K) ,  ピロール  (CF07076L)

物質索引 (10件)： アセトニトリル ,  ジイソプロピルエーテル ,  ジエチルエーテル ,  ジブチルエーテル ,  ジヘキシルエーテル ,  テトラヒドロフラン ,  ピリジン ,  ピロール ,  四塩化炭素 ,  酢酸エチル

タイトルに関連する用語 (8件)： 溶液 ,  ピロール ,  錯体 ,  伸縮バンド ,  振動エネルギー ,  緩和 ,  スペクトル拡散 ,  周波数依存性