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J-GLOBAL ID:201302291137789654   整理番号:13A0580487

シリビニンはH9c2心臓細胞を酸化ストレスから保護し,フェニレフリンにより誘発される肥大を阻害する:可能性のあるメカニズム

Silibinin protects H9c2 cardiac cells from oxidative stress and inhibits phenylephrine-induced hypertrophy: potential mechanisms
著者 (8件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 586-594  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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心肥大は,種々の外因性および内因性刺激に対する心臓の主な反応であり,特定の分子および表現型の変化が特徴的である。最近のin vitroおよびin vivo研究で,肥大応答に活性酸素種の関与が示された。本研究では,強力な抗酸化活性を有するオオアザミから抽出された植物フラボノリグナンであるシリビニンについて,(a)過酸化水素(H2O2)で誘発される細胞損傷の予防および(b)フェニレフリンで誘発される肥大応答の阻害に対する効果を調べた。in vitroモデルとしてラット胎児心臓由来のH9c2細胞を用いたところ,シリビニンは最大200μMの濃度で細胞生存率に影響を及ぼさなかったことで表されるとおりに,かなり安全な特性を有することが示された。H9c2細胞のシリビニンの前処理によって,細胞生存率およびDNA断片化アッセイにより示されるように,H2O2誘発性の細胞ストレス条件下におけるH9c2細胞の保護は,未処理のものと比較してより良い結果であった。さらに,細胞表面の測定,心房性ナトリウム利尿ペプチドのアップレギュレーションおよび細胞タンパク質レベルの増加が根拠となるように,シリビニンはフェニレフリン誘導性の肥大応答を減弱化させる。また,シリビニンはERK1/2キナーゼのフェニレフリン誘発性のリン酸化を抑制する一方で,Aktのフェニレフリンリン酸化による弱い活性化を阻害するようであった。これらの結果に基づき,シリビニンは,H9c2細胞のフェニレフリン誘発性肥大応答について,ERK1/2のMAPKとAktが媒介する細胞内シグナル伝達経路の阻害が主に関与する抗酸化メカニズムを介して減弱させると考えられる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品の化学・栄養価  ,  循環系の基礎医学  ,  心臓 

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