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J-GLOBAL ID:201302291371564240   整理番号:13A0962881

集光型太陽電力用の二成分系硝酸塩共融体の比熱容量に与えるナノ粒子の分散の影響

Effect of nanoparticle dispersion on specific heat capacity of a binary nitrate salt eutectic for concentrated solar power applications
著者 (2件):
資料名:
巻: 69  ページ: 37-42  発行年: 2013年07月 
JST資料番号: B0246B  ISSN: 1290-0729  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,溶融二成分系硝酸塩共融体へのナノ粒子分散を調べた。最近,溶融塩混合物へのナノ粒子分散により,塩混合物の比熱容量が著しく増大することが報告された。こうした溶融塩混合物は,集光型太陽発電(CSP)プラントの熱伝達流体(HTF)/熱エネルギー貯蔵(TES)として使用でき,その比熱容量の増大はCSPにより生産される電力コストを著しく低下せしめる。しかし,比熱容量増大の機構は依然検討中で明確には説明されていない。本稿では,ナノ粒子の寸法がナノ粒子/溶融塩共融混合物の比熱容量に与える影響を調べた。4寸法のナノ粒子(5nm,10nm,30nm,60nm)を,溶融硝酸塩共融体中に重量で1%の濃度で分散させた。この溶融硝酸塩は,重量組成で60%と40%の硝酸ナトリウム(NaNO3)と硝酸カリウム(KNO3)とからなる。変調型示差走査熱量計(MDSC)を用いて,純溶融塩共融体とナノ材料(ナノ粒子混合純溶融塩共融体)の比熱容量を測定した。ナノ材料の比熱容量は,ナノ粒子寸法の増加とともに増大した。観測された増大は,5nmの場合8%,10nmの場合で12%,30nmの場合で19%および60nmの場合で27%と見いだされた。ナノ材料の微細構造変化を調べるために,材料特性の解析を実施した。ナノ材料試料中には,溶融塩混合物によって形成された特殊なナノ構造が観測され,観測されたナノ構造の量は測定された比熱容量とともに増加していることが見いだされた。このことから,ナノ材料中に形成されたナノ構造は,ナノ材料の比熱容量増大の原因になっているとして良いことが示唆された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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エネルギー貯蔵  ,  融解塩 

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