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J-GLOBAL ID：201302291377731556   整理番号：13A1022621

導入天敵の現状と展望 アルファルファタコゾウムシの伝統的生物的防除に向けたヨーロッパトビチビアメバチの農薬登録

著者 (1件)： 高木正見 (九大)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 67  号： 6  ページ： 330-334  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルファルファタコゾウムシの導入天敵であるヨーロッパトビチビアメバチの登録申請の経過を紹介する。アルファルファタコゾウムシの採蜜用レンゲへの加害が報告され,1988年に門司植物防疫所が米国から4種の寄生蜂を導入して防除体系確立事業を開始した。導入された4種のうち寄生・定着が確認されたのはヨーロッパトビチビアメバチのみであった。2002年に後継の天敵導入促進事業でヨーロッパトビチビアメバチの大量増殖法を確立し,九州各県などでヨーロッパトビチビアメバチの有効性が確認されたため2006年に事業は終了した。日本養蜂はちみつ協会も2002年から大量増殖と放飼を試験し効果を確認していたが,本格的な放飼には農薬登録が必要となったため,九州大学農学研究院と農林水産消費安全技術センターの指導・協力により日本養蜂はちみつ協会が2013年3月に登録申請を行った。

シソーラス用語： *ゾウムシ科 ,  *ハチ ,  *天敵 ,  登録 ,  生物的防除 ,  生物農薬 ,  寄生バチ ,  養蜂 ,  ゲンゲ ,  *アルファルファタコゾウムシ ,  伝統的生物的防除 ,  農薬登録 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： *ヨーロッパトビチビアメバチ ,  レンゲ

分類 (2件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (10件)：

• 1)広瀬義躬(1994):農業技術49:145~149.
• 2) HSIAO, T. H. (1993) : In K. C. Kim and B. A. McPherson (eds.), Evolution of Insect Pests : Pattern and Variation, Wiley, NJ, USA, p. 311~327.
• 3) HOWARTH, E G. (1991) : Annu. Rev. Entomol. 36 : 485~509.
• 4)木村秀徳(1999):九州植物防疫563:3.
• 5)門司植物防疫所(2007):天敵導入促進事業報告書一アルファルファタコゾウムシ天敵寄生蜂の利用一,福岡,p.153.

タイトルに関連する用語 (6件)： 天敵 ,  現状 ,  展望 ,  アルファルファタコゾウムシ ,  伝統的生物的防除 ,  農薬登録