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J-GLOBAL ID：201302291473513560   整理番号：13A0083633

ダムの水理設計(28)-水理模型実験(10)-

著者 (1件)： 柏井条介 (土木研)
資料名： ダム技術  (Engineering for Dams)
号： 316  ページ： 38-49  発行年： 2013年01月15日 
JST資料番号： Y0579A  ISSN： 0289-9639  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開水路流の摩擦損失,形状損失,墳流・跳水現象について,水理実験時のフルード則の適用性を中心に解説した。スケールモデルに対するアクリル,ペンキ塗装の粗度の位置づけを示し,特にダム越流部での境界層発達と損失エネルギー・水面形について解説した。水面形・流速は不等流計算により近似可能で,完全乱流域の摩擦損失としてフルード則を適用しても大きな問題ではないことを示した。次に,形状損失のうち,特に剥離を伴う流れがレイノルズ数の影響を受ける可能性を示し,実験結果に対する考察を行う上での留意点を示した。最後に,墳流・跳水現象は壁面の拘束が小さい流れでありレイノルズ数の影響は小さく,フルード則の適用に問題がないことを示した。ただし,常用放流管から副ダム内への放流など,減勢池が大きく乱れ壁面の影響が無視できない場合にも言及した。

シソーラス用語： *ダム ,  水理学 ,  *水理模型試験 ,  *開水路流 ,  エネルギー損失 ,  噴流 ,  跳水 ,  損失 ,  減勢池 ,  摩擦損失
準シソーラス用語： 形状損失

分類 (2件)： ダム付帯設備,水路工作物  (RC16020O) ,  高速水流  (RC10070B)

引用文献 (3件)：

• 3-41)柏井条介,漆山敬二:ダム堤趾導流部の水理模型実検における 縮尺効果、第31回水理講演会論文集pp.777-782,1987
• 3-42)Headquarters, Department of the Army Office of the Chief of Engineers, the United State:Hydraulic design of spillways, EM 1110-2-1603,p22,1965
• 3-43)N.ラジャナトナム(野村安正訳):噴流a)pp.83-84, b)例え ばpp.20-21, c)pp.206-222,森北出版,1981

タイトルに関連する用語 (3件)： ダム ,  水理設計 ,  水理模型実験