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J-GLOBAL ID:201302291500170947   整理番号:13A1026584

フィコシアニンは,メタボリック症候群のラットモデルにおいて高血圧および血清アディポネクチン低濃度を防ぐ

Phycocyanin prevents hypertension and low serum adiponectin level in a rat model of metabolic syndrome
著者 (15件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 397-405  発行年: 2013年05月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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内皮機能不全は,高血圧,アテローム性動脈硬化症およびメタボリック症候群に関連する。フィコシアニンは青緑色藻類のスピルリナに存在する色素で,降圧効果を有する。本研究では,スピルリナ由来のフィコシアニンがメタボリック症候群の内皮機能不全を改善することによって,降圧作用を発揮するという仮説を立てた。自然発症性高血圧/NIH肥満(SHR/NDmcr-cp)ラットを4群に分けた後,フィコシアニン添加もしくは無添加(2500,5000または10000mg/kg飼料)の通常食を25週間与えた。34週齢で,収縮期血圧は実験群間で有意差はなかったが,フィコシアニンを与えた群では血圧に用量依存的な減少が見られた。フィコシアニンを含んだ飼料を与えたラットの血清アディポネクチンレベルと,脂肪組織のアディポネクチンおよびCCAAT/エンハンサー結合タンパク質αのmRNAレベルは,通常飼料を与えたラットよりも高くなる傾向があったが,統計的な有意差はなかった。免疫組織化学分析は,アディポネクチン受容体の下流標的である大動脈内皮一酸化窒素合成酵素(eNOS)の発現レベルと血清アディポネクチンレベルの間に有意な正の相関を示したが,実験群間のeNOS発現に有意差はなかった。また,eNOS発現レベルと収縮期血圧との間にも有意な相関は認められなかった。これらの結果から,フィコシアニンの長期投与は,アディポネクチンによって刺激される大動脈におけるeNOS発現を増強することによって,全身血圧を改善することが示唆された。フィコシアニンは,メタボリック症候群の内皮機能不全に関連する疾患を予防するために有益であると考えられる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品蛋白質  ,  代謝異常・栄養性疾患の治療  ,  循環系の基礎医学 

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