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J-GLOBAL ID:201302291611323696   整理番号:13A0736743

アニオン2′-デオキシリボヌクレオチド中の核酸塩基:構造,想定的安定性及びプロトン親和性に関するDFT/B3LYP研究

Nucleic Acid Bases in Anionic 2′-Deoxyribonucleotides: A DFT/B3LYP Study of Structures, Relative Stability, and Proton Affinities
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巻: 117  号: 10  ページ: 2841-2849  発行年: 2013年03月14日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アニオンヌクレオチド中プロトン親和性の計算値がヌクレオシドと中性ヌクレオチドに対するプロトン親和性よりも顕著に高い(2~3eVほど)ことに注目した。このことはDNA高分子中塩基のプロトン親和性がリン酸基の負電荷の遮蔽または中性化程度を変えることによって同調できることを仮定する可能性を明らかにする脈絡で,B3LYP/aug-cc-pvdz理論水準でDFT計算機利用研究によってアニオン正準2′-デオキシリボヌクレオチド中核酸塩基のプロトン化を調べた。プロトン化がプリンヌクレオチドの立体配座空間の顕著な減少を導き,一方,非プロトン化分子に対して見いだされるほぼすべての配座異性体はプロトン化チミジン5′-リン酸(mdTMP)と2′-デオキシシチジン5′-リン酸(mdCMP)に対するポテンシャルエネルギー面最小に相当することを示した。しかしながら,すべてのヌクレオチドにおいて,唯一一個の配座異性体を占有した。このとは第二の配座異性体の少数集団が観測されるカルボニル基に付着したプロトンを有するmdTMPとmdCMPを除くプロトン化分子すべての互変異性体に適応する。核酸塩基のプロトン化はNグリコシド結合の著しい延伸を導く。これらの知見は核酸塩基のプロトン化がグリコシド結合の開裂における第一段階であることの示唆と良く一致する。両チミンのカルボニル基の酸素原子とシトシン,グアニン及びアデニンのピリミジン環のN3原子は2′-デオキシリボヌクレオチドアニオンのプロトン化に対し最優先部位であることを示している。2′-デオキシグアノシン5′-リン酸(mdGMP)の塩基とmdTMP中チミン部分に対して最高プロトン親和性を観察した。
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分類 (1件):
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核酸一般 
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