抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ネットワーク業界では,Open Flowを使ったSDN(Software Defined Network)が注目されている。SDNは,ソフトウェアでネットワーク機能を定義するものである。しかし,従来,ネットワーク装置のハードウェアを制御するためのAPIが非公開であったため,ユーザがネットワーク機能を独自に開発することは不可能であった。これが公開されたので,ベンダからはハードウェアだけを購入し,ネットワーク機能を実現するためのソフトウェアはユーザ自身で開発するという流れが起きている。つまり,SDNアーキテクチャのオープン化と言える。OpenFlowは,SDNを実現するための技術であり,ソフトウェアからハードウェアを制御するためのインタフェースを定義したものである。当社(NTTデータ)では,このOpenFlowの技術を使い,ソフトウェアの領域でユーザが作りたいネットワークを実現するためのSDNコントローラを開発するフレームワークとしてVNC2.0を開発した。これを利用してソフトウェアを開発することで,仮想ネットワークを構築制御する機能や,複雑な経路制御を行う機能など,ネットワーク機能の高度化が実現可能になる。ここでは,VNC2.0でどのようなことができるか,ソフトウェアエンジニアにとってどのような利点があるのか,その理解を深めていただくため,VNC2.0の内部アーキテクチャについて詳しく説明する。