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J-GLOBAL ID:201302292171775456   整理番号:13A1322847

飲料水中のCr(VI)への90日間曝露後のマウス十二指腸におけるK-Ras変異頻度と小核発生率の評価

Assessment of K-Ras mutant frequency and micronucleus incidence in the mouse duodenum following 90-days of exposure to Cr(VI) in drinking water
著者 (13件):
資料名:
巻: 754  号: 1-2  ページ: 15-21  発行年: 2013年06月14日 
JST資料番号: W2380A  ISSN: 1383-5718  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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飲料水中の二クロム酸ナトリウム二水和物(SDD)として六価クロム〔Cr(VI)〕の高濃度への慢性的曝露は,マウスで十二指腸腫瘍を誘発するが,これらの腫瘍に対する作用機序(MOA)は,科学的な論争の対象となってきた。マウス小腸におけるSDDの腫瘍部位特異的な遺伝毒性と細胞毒性を評価するために,組織病理学および細胞遺伝学的損傷を,飲料水中のSDD(0.3~520mg/L)に7日および90日間曝露したB6C3F1マウス由来の十二指腸窩と絨毛腸細胞で評価した。対立遺伝子競合阻害剤PCR(ACB-PCR)を使用して,90日間飲料水に曝露後,十二指腸上皮における感受性,腫瘍関連変異,特にin vivoでのK-Rasコドン12GAT変異の誘導を調査した。細胞毒性は,細胞配列の乱れ,落屑,核異型と鈍化として絨毛で明らかであった。90日間治療後,主に絨毛の先端で発生している異常な核は,60mg/L以上のSDDで有意に増加した。しかし,十二指腸窩コンパートメントにおいて,有糸分裂およびアポトーシス指標または異常な核の形成に対して用量に関連した影響はなく,Cr(VI)誘発細胞毒性は絨毛に限られていた。Cr(VI)は,十二指腸窩面積の増加,十二指腸窩腸細胞数の増加によって証明されるように十二指腸窩の用量依存的増殖反応を引き起こした。未治療マウスにおける自然発生K-Rasコドン12GAT変異は,10-2から10-3の範囲で予測よりも高かった。しかし,K-Rasコドン12GAT変異において治療に関連する傾向は認められなかった。十二指腸窩腸細胞増殖における高い自然発生背景K-Ras変異頻度およびCr(VI)用量関連増加は,K-Ras変異頻度,小核形成,あるいは有糸分裂やアポトーシス指標の変化における用量関連の増加なしに,十二指腸窩コンパートメントでの遺伝毒性の欠如,および持続的な再生増殖の結果として発癌の晩期変異の蓄積に関与するMOAと一致する。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発癌機序・因子  ,  消化器の腫よう  ,  細胞生理一般  ,  遺伝的変異 

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