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J-GLOBAL ID：201302292493417431   整理番号：13A1119448

霧ケ峰高原における小丘地形の立地環境と植物群落との関係

著者 (5件)： 藤間竣亮 (千葉大 園芸) ,  齋藤風菜 (千葉大 園芸) ,  大窪久美子 (信州大 農) ,  百原新 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  沖津進 (千葉大 大学院園芸学研究科)
資料名： 長野県植物研究会誌  (Bulletin of the Botanical Society of Nagano)
号： 46  ページ： 1-9  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： L3448A  ISSN： 0385-9916  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 植生を調節する環境因子を明らかにするために長野県,霧が峰高原の南北斜面の土質を調べた。南斜面の土壌は乾燥し,固く,浅いものであるのに対し,北斜面のそれは湿潤,柔らかく,深かった。植生も南斜面はSasa chartacea(ニッコウザサ)などが優占で,日当たりの良い岩地に生息する低茎の植物が見られるのに対し,北斜面はMiscanthus sinensis(ススキ)などが優占で,高茎植物の群落が見られた。これらは他の生活形態スペクトルに比べて半地中植物や地中植物が高い割合を占めており,植物群落の分布と構成の違いは南北斜面の地質の違いによるものであると示唆した。

シソーラス用語： *高原 ,  *植生 ,  土壌特性 ,  優占種 ,  ススキ ,  ササ属 ,  植物群落 ,  生息場所 ,  生息分布 ,  *長野県 ,  方向 ,  依存性 ,  *生態遷移 ,  生息環境 ,  草原
準シソーラス用語： *霧ケ峰高原 ,  Sasa chartacea ,  群落構造 ,  傾斜方向 ,  方向依存性 ,  *植生遷移

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (33件)：

• 土壌物理研究会(1979)土壌の物理性と植物生育.養賢堂,東京.
• 羽田野誠一・馬場正久(1963)霧ヶ峰の周氷河地形について.地理学評論,36:744.
• 早川康夫(1996)フォッサマグナおよびその周辺の草原草地の立地,霧ヶ峰と上信越火山群など,2,日本草地学会誌,42(1):30-35.
• 細田浩・田口信(2009)長野県霧ヶ峰八島ヶ原湿原周辺の気候学的特性.法政地理,41:3-20.
• 岩田修二(1992)山稜の形,(小泉武栄・清水長正編)山の自然学入門:4,古今書院,東京.

タイトルに関連する用語 (5件)： 霧ケ峰高原 ,  丘 ,  地形 ,  立地環境 ,  植物群落