抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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西部インドネシア,スマトラのスマトラ断層に沿う大地震の断層面を同定するため,1964年から2011年までの15個のM≧6.0地震およびその余震を修正接合震源決定(MJHD)法を用い再配置した。この期間の北,中央および南スマトラ内の地震再配置結果によると,多少の例外があるがM≧6.0主震はスマトラ断層に沿っている。多くの場合,主震はセグメント境界近傍に発生し,断層セグメント端部に伝播することが分かった。北部スマトラで発生した1967年(M6.1)と2003年(M6.0)地震は,スマトラ沖断層地震である。また,全地震の正確な震源位置を求めM≧7.0事象の断層面を同定するため,1900年から1963年までの11個のM≧6.8地震とその余震,併せて上記の1964年から2011年までの15個のM≧6.0地震を再配置した。1900年,1907年および1909年事象を除外して震源を再配置することができる。M≧7.0事象に関連する断層セグメントは,1933年(M7.5)のKumering,1935年(M7.0)と1936年(M7.2)のTripa,1943年(M7.4)第1事象のKetaun,1943年(M7.6)第2事象のSumaniとSulitiである。1900年と1909年事象に関連する断層セグメントは,それぞれDikitとSiulakであると判断した。1900年から2011年間の地震位置およびM≧7.0地震の推測される断層長さの結果から,Angkolaセグメントに沿って発生した1892年(M7.3)事象以降のスマトラ断層に沿う地震歴を求めた。スマトラ断層に沿う可能性のある地震ギャップは,Sunda,Semangko,Manna,Musi,Sianok,Sumpur,Barumun,Toru,Renun,Tripaの中央部分,Aceh,およびSeulimeumセグメントである。(翻訳著者抄録)