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J-GLOBAL ID：201302292530454270   整理番号：13A1926967

ポリビニルアルコールを保護コロイドとして用いたアクリルエマルジョン粘着剤

Acrylic Emulsion Pressure-sensitive Adhesives Using Polyvinyl Alcohol as a Protective Colloid

著者 (5件)： 朝田和孝 (ニチバン 中研) ,  朝田和孝 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  深野兼司 (ニチバン 中研) ,  山下啓司 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  中西英二 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 49  号： 12  ページ： 454-462  発行年： 2013年12月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリビニルアルコール(PVA)を保護コロイドとして用いて乳化重合によりアクリルエマルジョン粘着剤を作成した。乳化重合を安定的に行うためには,一定量以上のPVA量を必要とした。PVAを保護コロイドとして,粘着剤として汎用な2-エチルヘキシルアクリレート/アクリル酸からなるポリマーを乳化重合した場合,得られたアクリルエマルジョンから形成される被膜はほとんど粘着性を示さないが,特定の親水性モノマーを共重合させると粘着力,タックが向上することが確認された。得られたアクリルエマルジョン粘着剤は汎用のアクリルエマルジョン粘着剤と比較して,結露面など濡れた被着体への粘着性に優れること,皮膜の耐溶剤性が界面活性剤を使用したものよりも良好であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリビニルアルコール ,  *保護コロイド ,  *アクリル樹脂 ,  乳化重合 ,  *粘着剤 ,  性質 ,  接着強さ ,  添加物効果 ,  親水性 ,  単量体 ,  オレフィン化合物 ,  カルボン酸エステル ,  脂肪族カルボン酸 ,  不飽和カルボン酸 ,  ポリアルキレンオキシド ,  耐性 ,  粘着力 ,  脂肪族アルコール ,  不飽和脂肪酸 ,  ビニル化合物
準シソーラス用語： エマルジョン ,  粘着性 ,  親水性単量体 ,  メタクリル酸エステル ,  ポリエチレンオキシド誘導体 ,  耐溶剤性

分類 (2件)： 接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  応用物理化学的操作・装置  (XE03000E)

物質索引 (2件)： アクリル酸2-エチルヘキシル ,  アクリル酸

引用文献 (7件)：

• 1) 本橋健司,日本建築学会大会学術講演梗概集,56, 335 (1981).
• 2) 岡村誠三,山下隆男,高分子化学,15, 165 (1958).
• 3) 岡村誠三,本山卓彦,山下隆男,高分子化学,15, 170 (1958).
• 4) 本山卓彦,岡村誠三,高分子化学,15, 359 (1958).
• 5) 結城健,佐藤寿昭,岡谷卓司,高分子論文集,53, 761 (1996).

タイトルに関連する用語 (4件)： ポリビニルアルコール ,  コロイド ,  アクリルエマルジョン ,  粘着剤